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2021年1月30日土曜日

トチの一枚板のテーブル製作

電気カンナ



在宅勤務が続いていることもあって以前ヤフオクで落札した木を使って一枚板のテーブルを製作することにしました。


寸法 1700 x 420〜550 x 55 (mm)




見た目は枯れているようですが表面は結構そっているようですので、電気カンナを使って大きな段差をとりました。


2021年1月17日日曜日

カリタ Kalita コーヒーミルの受け箱を改良してみた

カリタのコーヒーミルを購入



在宅勤務になり、今更ですが毎日コーヒーを飲むので豆を挽くためのミルを手に入れたいと思いました。

電はなんとなく壊れるとゴミになるので購入したくなかったので、鋳鉄でできているカリタのコーヒーミルを購入してみました。

あ、でも壊れたらどっちもゴミか・・・。

購入したコーヒーミル



使用上の問題点



2つ問題がありました。


2019年3月11日月曜日

将棋盤を作って欲しい

将棋盤を作って欲しい



日頃、発電所でヤギの面倒を見ているおばあちゃんから突如として将棋盤を作って欲しいと頼まれました。


私の中の将棋盤のイメージは四角く加工された木材に黒い線が入っているだけなので、難しくないだろうと思いました。


また、昔から自分も将棋は好きだったので、木工で好きな将棋盤が作れるならと思い、喜んで引き受けることにしました。


引き受けた後で、そういえば将棋盤の線はどうやって書くのだろうか・・・うーん、分からん。


将棋盤
完成した将棋盤



2018年6月13日水曜日

ニワトリ専用餌箱のバージョンアップ

以前、スズメがニワトリの餌を食べてしまう問題に対し、ニワトリだけが餌を食べられる餌箱を製作して対応しました。


現在のニワトリの羽数9羽から考えて、餌箱の数が足りておらず、同じものを2つ作る必要があり、どうせ作るなら前回の餌箱を少し改良してみようということになりました。



ニワトリ専用餌箱
今回製作したニワトリ専用餌箱 Ver.1.1?
前回のものを少し改良

2018年6月7日木曜日

研ぎ場

木の加工はほとんど電動工作機器を利用していますが、加工する場所によってはカンナやノミを利用することもあります。

作業中でもカンナやノミは小まめに研がないといけません。
そこで作業場に研ぎ場を設けることにしました。


研ぎ場と言っても特別なものではなく、流し台の上に3本の木を渡してその上に砥石(=刃物を研ぐ石)を置いているだけです。




研ぎ場
研ぎ場



砥石で刃物を研ぐと、刃物からの金属と砥石から細かい石が混ざり刃物が研磨されていきます。そうするとグレーか黒に近い水(研ぎ汁)が砥石から出てきます。
これは必要な水なのですが、ある程度研ぐ内に、いずれは流れ落ちていきます。

しばらく刃物を研ぐ作業をしていると、砥面(砥石の研ぐ面)や砥石が乗っている台がこの研ぎ汁で汚れてくるわけです。


この研ぎ汁が少しは
排出されるようにと、それぞれの木の両側に細い溝を掘りました。この溝がないと研いだ砥石の粉が流し台の中に流れ落ちていかない・・・と思います。


部品の木の加工は全てどこかで拾ったか余った端材を使って行いました。



研ぎ場
溝を掘った状態
木はどこかで利用した端材


砥石が動かないようにストッパーをつけました。ネジ山が当たると刃がかけるので、ドリルで下穴、皿もみ加工してから皿ネジを取り付けてます。




研ぎ場
ストッパーをつけた状態


少し見えにくいですが、木が研いでいる際に移動しないように、下部に小さな木を取り付けました。



研ぎ場
クランプで小さな木の位置決め


木の下部の取り付けはこのような感じで、ストッパーと同様にドリルで下穴をあけてからネジ止めしてあります。





これまでは砥石を台が1つでやっていたため、刃物を研ぐ段階に応じて、砥石を台の上で入れ替えて作業をしていました。

3つの砥石の台を設けたことで、必要な砥石を予め用意しておき作業に入れます。研ぎの途中で砥石の入れ替えをしなくても済むわけです。


こんな感じで砥石を置く台ができました。

研ぎ場
砥石をセットした状態


余談ですが、この流し台には水道を分岐しホースからスプレー口を一つ取り付けてあります。

これは砥石が汚れた時や研いだ水は水洗いだけでは落ちない時があり、そういった時にこのスプレーを使うと簡単に洗い流すことができて便利です。


スプレー
結構な水圧で汚れを落としてくれます


End








2018年6月3日日曜日

OpenEnergyMonitor による太陽光発電の監視ソリューション

今年になってからやってる太陽光発電の監視システム見直しの続きです。以前ソーラーレモンさんが開発したものについて書かせていただきました。その時の記事はこちらから。

そんな中、自分がどんな製品・サービスが欲しいかがはっきりしてきました。


こんな製品サービスが欲しい




  1. リアルタイム監視ができる
  2. 出力表示がWattでみれる
  3. パワコン単位で計測監視が行える
  4. データの過去ログが閲覧できる(=データのバックアップ)
  5. 監視記録が長期保存できる
  6. ↑を全てネット閲覧でできる
  7. 低$価格
  8. 長期サポート体制がある
  9. できれば温度などの周囲環境データも取得したい


これら条件にあうような製品をしつこく探している時に、イギリスのOpenEnergyMonitorというグループが再生可能エネルギーに関連した計測ツールを開発しているという話を見つけました。写真からはとても良い人たちに見えます。


製品は、EV、太陽光発電の計測や監視システムなどがあり、どれも必要十分な機能を備えていて、この手の製品としては比較的安めの価格で販売されているように思いました。




IoTaWattを購入



その中で、IoTaWattという製品が自分が探しているものに近い感じでした。評価用の機器貸し出しなどはやっておらず、またそれほど高くもないので早速購入してみることに。

OpenEnergyMonitor
IoTaWatt
衝動買いしてしまったIoTaWattt本体
14個のセンサー端子の口

ウェブから発注し10日間ほどして届きました。発送元はイギリスからで、価格は送料込みで27000円ほどでした。


ところでこのOpenEnergyMonitorやそれに関連するグループのプロジェクトでは、ハードウェアとソフトウェアの両方を開発しているようで、ともにオープンソースとしてハード基盤からソフトのソースコードまで公開されています。スマホ 用アプリも用意されていて使うのが楽しみな感じです。


うちの発電所はパワコンが7台あるため、集電箱内で計測するポイントも少なくとも7箇所になりますが、このIoTaWattには14個もセンサー端子の口がありこれならこの1機でカバーできます。


IoTaWattの本体と4個のCTセンサーとUSB DC電源アダプター、AC電源アダプターなどが付属していました。


OpenEnergyMonitor
付属のCTセンサー
19mmと13mm

あとで分かったのですが、CTセンサーは19mmより13mmの方が良いです。ブレーカーのクランプを取り付ける際のスペースが狭いためです。


CTセンサーの必要数はパワコンの数に合わせ7つです。不足している3つは、アマゾンでも買えることに気づいて、追加購入しておきました。
Hommy SCT-013-000 非侵襲的 AC電流センサ クランプセンサ 100A





IoTaWattのセットアップ



IoTaWattとの通信は無線LAN経由で行います。初回セットアップ時に PCなどの端末からこのIoTaWattを無線LANで見つけて接続してやる必要があります。

具体的にはPCから無線アクセスポイントでSSID "iotxxxxxx" を見つけてやるだけです。パスワード、暗号化設定などは不要です。


IoTaWattにPCから接続ができると、このような画面が表示されます。ここでは環境に合わせて設定を入れていきます。英文となってしまいますが、マニュアルも写真つきで親切に書かれてあり簡単です。


IoTaWatt の画面


まだIoTaWattがインターネットに接続できていない状態です。手持ちの無線ルーターやWIMAXなどをIoTaWattと繋いでやりIoTaWattがネットに繋がるようにしてあげます。


ここまでやればあとはIoTaWatt本体を設置するだけです。



 IoTaWattの設置




IoTaWatt本体はどこに設置するのが適切か迷いがありましたが、当面は集電箱に納めることにしました。
理由はCTセンサーのケーブル長が短く、集電箱以外に納めるには延長ケーブルが必要になってくるためです。



IoTaWatt を取り付けた状態
右の4本はCTセンサーケーブル
下の2本は電源アダプタのケーブル


パワコンが7台あるため、測定箇所は7箇所となりますがCTセンサーが4つしかないので今回は4つだけ取り付けました。





 IoTaWattにデータが上がってくるか確認



確認はPCから無線LANでIoTaWattに接続します。この時すでにインターネット環境にあるのですが、本体に対してはブラウザから http://iotawatt.local でアクセスします。


Statusから現在の発電状況をほぼリアルタイムで確認できます。

CTセンサーを取り付けた全てのInputで出力が確認された

一応クランプやパワコンなどでも計測しておきました。一人でやっていたので多少時間差はあるもののほぼ正しい感じです。



CTセンサーInput_3の電流値



CTセンサー Input_3の対象パワコンのパネル表示
kW







IoTaWattのデータをクラウドにあげる




発電所に来なくても遠隔からネットで監視ができないと意味がありません。IoTaWattは、本体にあるマイクロSDカードに計測したデータを保存していき、インターネットに繋がるとそれまで溜め込んだデータをクラウドにあげる仕組みとなっています。


クラウド側のサービスについてです。 OpenEngergyMonitorはこのサービスも用意しており、今回自分もそれを利用してみることにしました。
(emoncmsはOpenEngergyMonitorのプロジェクトの一部)

↓のサイトになりますが、アカウント作成など少しだけ面倒ですが、無料で利用できます。

https://emoncms.org

でも、もうすぐ(来月1日)有料になるようですが、OpenEnergyMonitorから製品を購入して入ればその額に応じてディスカウント(購入額の20%)が受けれます。

結果、安いです。使い方にもよりますが、自分の場合、向こう5年は無料になりそうです。


クラウド側で少し設定が必要です。
CTセンサーの計測データをグラフに表示させるかなどについての設定やそれをどう表示させるかといった設定です。

このあたりはオープンソースだからかヘルプが充実してます。(分からない時はコミュニティに投稿して助けを求める仕組みもあります)


IoTaWattがインターネット接続されていれば、データのアップロードは自動で行われるので、emoncmsにログオンすると、このようなグラフが表示されました。

欲しかったパワコンごとのデータがグラフに出力されました。

Emoncmsクラウドサービスでのグラフ表示
Emoncmsクラウドサービスでのグラフ表示


CSV出力で生データも取得できるようで、市販のアプリケーションでみる機能はだいたいあるような印象です。


またスマホアプリでEmoncmsというのも用意されており利用まで楽しみです。


冒頭であげた要件を全てカバーしている訳ではありませんが、もう少し評価してみて問題なければ現行サービスを解約し、このOpenEngergyMonitorに切り替えを考えています。


実は、まだ発電所にはIoTaWattで利用するインターネット環境は整っておらず、今回はインターネットへの接続はiPhone経由でやっていました


昨今IoTの流行りからか、低速・少量通信のサービスがいろいろあるようですので、このIoTaWattに適したものを探してみたいと考えています。







2018年5月26日土曜日

小机の製作

2018年6月28日
試作で小机を製作する話です。


小机
試作で仮組してみた小机
500 x 300 x 250 



ヤギの面倒を見てくれている近所のおばあちゃんから、小机を作って欲しいと依頼がありました。


素人の自分になぜ頼むのかなと思いましたが、多分、以前ヤギの乳搾りのために搾乳台をホームセンターの部材で作ったことがあり、数時間で作れたので、今回も同様に作れると思われたのでしょう。


希望としている寸法は 500 x 300 x 250 mm とかなり小さめです。晩酌で使うようなテーブルのサイズです。
なぜ市販のものを買わないかといえば、この寸法の机がなかなかお店に置いておらず手に入れることができないらしい。


気になる用途は、若い医者が畳に座って勉強するために使う机、だそうです。こんなに小さなテーブルで本当に大丈夫かなと思ったが、まずは言われた仕様で作ってみることに。

人様にものを作るからには、できる限りのことをやってみようという気持ちでいます。


失敗しないように形にすべく、まずは試作版を作ってから本製作をすることにしました。


試作で使う木材ですが、手元にある中でこの寸法にあう材木は下の写真にある1枚だけでした。


キハダ



これは以前知人からもらってきたもので、もともとは飲み屋のカウンターとして使っていたという木材です。厚さは5センチほどの厚みがあり、木目も綺麗です。
最初は栗?かなと思いましたが、調べてみるとキハダという木
でした。柔らかく軽量なのが特徴で家具などに用いられるということです。


カウンターで使用していたということもあり表面はヤニで汚れたような色になっています。



作業開始。
まずは木造りから。加工する前に木の形を揃えていきます。

こんな感じになります。


キハダの小机
形を整えた木材


木の形が整ったところで加工していきます。
テーブルの足に使う木の接続部はホゾ加工します。


ホゾ加工

どうやってホゾ加工したかですがこのようにジグを使い、トリマーと呼ばれる電動工具で削って加工していきました。

ジグには縦と横のガイドを設置



加工する時はこんな感じでガイドにトリマーの定規を当てながら削っていきます。


トリマー加工
トリマーによる加工

今度はホゾ穴の加工です。これは角のみと言われる道具で掘っていきました。


ホゾ穴の加工
ホゾ穴の加工が終わったところ

木工専用の角のみですが、それを使用しているボール盤は通常の金工のもの。なので、通常の木工の角のみ盤であれば加工する材木をしっかり止めておけるようになっているのですが、金工用のテーブルにはそんなものはありません。

なので、加工時に木材とテーブルをF型クランプで簡易的に止めた上でホゾ穴を掘っていきました。



角のみとボール盤



このやり方どうもよくなかったです。結果、4本の木材にホゾ穴を開ける場所にばらつきが出てしまいました。


結果このように足を合わせてみると隙間ができてしまいした・・・。素人だな〜。


キハダの小机
本来隙間があっては行けないのだが・・・


ということで初めからやり直し!


一度解体して接着剤をつけてから組み直しました。


接着剤がういてくるので濡らした歯ブラシ
などで拭き取ります



脚と板の間で直角がでているか確認
多少のズレが玄能でたたいて治します


形を確認しながらクランプどめして1日おきます。


塗装をします。以前に利用したオスモカラー(クリア)を使用しました。

塗装したあとの仕上がりは以前より少し色が濃くなりましたがいい感じです。










2018年5月14日月曜日

Texas Instruments CC3200 SensorTagを試してみました

更新日:2018/05/16

Texas Instrumentsは縁のある会社ですが、製品を購入するのは初めてです。購入したのはCC3200 SensorTagというミニセンサーです。


縦横7センチ x 5センチ ほどの大きさで手に乗るサイズです。
温度、湿度の他に照度計などの6つのセンサーがついていて何かに使えそうです。IoTにも対応しているようなことも書いてます。

値段は送料入れて約5000円ほど。
もっと身近で手に入りそうなものですが、なぜだか本家TIのサイトからしか購入できませんでした。
納期は発注してから1週間ちょっとでした。ものは米国からの輸送で、トラッキングを見ていると、発注から発送され米発までは数日でしたが、成田にきてから時間がかかっていたようです。




Texas Instruments CC3200 SeosorTag
C3200 SensorTag本体
ラベルの下には単4電池2本が収まっていて
かなりコンパクトです


セットアップは全てここに書いてある通りです。

大まかに設定を説明すると以下のような感じです。


iPhoneならApp Storeから”TI SimpleLink SensorTag”というアプリをインストールします。Androidも同様。


Appストアで

C3200の本体の電源ボタンを押し起動(電池は既に内蔵されている)。





iPhoneなどのスマホのWifi設定から”SensorTag-75”を探して接続します(パスワード不要)。



SensorTag-75
この時点でC3200とスマホがWifi接続されたことになります


スマホからTI SimpleLink SensorTagのアプリを開きます。
そうするとC3200のアイコンが表示されます(デフォルト表示はC3200ではない)。



SensorTag screen
表示されなければWifi経由でスマホとC3200
がまだ接続されていない


C3200を選択するとオプションメニューが表示されるので下の方にあるWifi Setup を選択します。


SensorTag screen
ここでSensorViewでも良いが
後でCloudにつなぎたいので
Wifi Setupを選択する

自宅にあるWifiの無線設定するためのポップアップが表示されるので、SSIDとパスワードを選びWEPやWPAなどの暗号化のオプションを選びます。



無線LAN設定画面
 SPWN...が自宅で利用しているSSID


スマホの無線設定で自宅の無線LANに接続します。
(当然C3200の無線の設定SSID”SensorTag-75”へ接続は切断されます)



TI SimpleLink SensorTagのアプリを開き、Sensor View
を選択します。



SensorTag screen
C3200もインターネットへ接続ができた
環境でSensor VIewを選択


センサーがリアルタイムで表示されます。
これはこれで利用場面もありそうです。



TI SensorTag
温度や湿度などの表示




TI SensorTag screen
モーションセンサーや照度計の他温度湿度なども
画面をスクロールすると見ることができる


このデータをインターネットで見ることができます。
やることは簡単で、規定のCloud URL を押すだけです。
サイトはIBMになっています。



TI SensorTag
一番上にあるhttp....から始まる
青字のリンクを押します
※インターネットに接続していないと
機能しないので注意



IBM Cloudのページに移動すると、そこでウェブ上で常時動的にグラフ表示されて見れます。IoTですね。



IBM Cloud 


製品説明にあるようにとても簡単にCloud接続できました。
IBMidを取得するとアプリ作成が可能なようです。


Internet環境を用意した上で、C3200を監視したい場所においておき、自宅やスマホから確認するなどが可能なので、使い方によっては非常に重宝しそうです。


※C3200は一定時間放っておくと、既定では自動でシャットダウンしてしまいます。ボタンをどこでもいいので押すと復旧する仕様。







2018年5月4日金曜日

スズメにニワトリの餌を食べさせないための餌箱

更新日:2018年5月20日

以前のブログで書いたスズメ被害対策の続きです。

スズメはニワトリたちの餌を食べてしまうだけでなく、太陽光パネルに糞をしていき太陽光パネルに影を作っていきます。当然ですが影は発電量の低下を招くのです。


数羽程度なら良いのですが、群れで来ることが多いので対策が必要になったわけです。


動物福祉
これがその対策です


スズメがニワトリの鶏舎に来る理由はニワトリたちに用意した餌を食べに来るためです。


一般的な養鶏ではニワトリは鶏舎に閉じ込められいます。これにより外からスズメやカラスなどの野鳥や外敵がアクセスができないようになっているのですが、同時にニワトリは狭いところに押し込められ、自由に草木をつついたり虫を追いかけることも出来ずに、(それがたとえ平飼い養鶏であっても)ニワトリにとってみるとストレスのある生活環境となってしまいます。


私たちのとりの遊び場では、そのようなやり方ではなく、ニワトリやヤギの動物福祉という考え方の下、常にそれはニワトリにとって良いか、ヤギにとって良いかを考えています。


動物福祉
先週のニワトリとヤギの様子



今回の対策もできるだけ、ニワトリたちの生活の質を落とさず、負担をかけないという考えがベースになっています。


そこで、このニワトリの餌へのアクセスを制限する方法で対策してみることにしました。


スズメたちが餌を食べることができなくなれば、いずれ諦めて来なくなると考えたわけです。
方法を2つ試してみるつもりです。今回はそのうちの1つ目の話です。

具体的には餌箱をニワトリだけが食べることができるものする、というものです。

これがその試作中の餌箱です。


ニワトリのための餌箱
ニワトリのためだけの餌箱


これは海外でニワトリを飼っている方が製作した餌箱の動画がYoutubeにあがっていましたので、その仕組みを真似して製作しています。


餌箱の上部の蓋を開けると中にニワトリの餌を入れるところがあり、そこに餌を入れて蓋をするだけです。

ニワトリの餌箱
餌箱の掃除をするときなどに2つのフックを持ち上げて
板を外すことができます

仕組みとしては、ニワトリは手前の板に足を乗せるとニワトリの体重の重みで可動式となっている蓋が開くという単純なものです。





スズメの1羽の重さでは蓋が開くことはないと考えていますが、例えばスズメが群れで”せ〜のっ!でとまったら蓋は開いてしまうかもしれません。
スズメは利口なのでもしかするとそういうこともあるやもしれません。これについては後日2つ目の対策として実施を予定しています。


餌を中に入れて準備は完了であとはニワトリが餌を食べに来るのを待つだけです。


実際に餌箱をセットしてニワトリたちがこの餌箱から餌を食べてくれるか観察してみました。





・・・ニワトリが餌箱の蓋が開いた動作に驚いて逃げてしまいました。これではスズメどころかニワトリも餌を食べられなくなってしまいます。

追記】2018年5月18日撮影時には、ニワトリも新しい餌箱に慣れてきたようです。






この餌箱へのニワトリたちの行動を数日ほど観察していますが、どうも箱の中に餌があることを認識できていないようです。

匂いよりも目で餌を探しているのでしょうか


では餌箱の一部を透明にして餌を可視化したらどうか。


またはスズメが入れない程度に蓋を開けておきニワトリたちが餌があることを認識できるようにすればいいのか。


それよりも餌箱になれてもらうための訓練をすれば良いのか。


もう少し様子を見てから次にとる行動を決めたいと考えています。

それまでスズメ・ニワトリの餌のシェアは続きます。






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