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2019年4月14日日曜日

スズメ対策の決定版

これまでスズメにはニワトリの餌を食べられたり、太陽光パネルに糞をされたり悩まされてきましたが、今回導入したニワトリのカーテンにより、そんな悩みからもやっと解放されるかもしれません。
なぜスズメに来て欲しくないかや過去の取り組みなどはこちらをご覧ください



このカーテンには、約1センチ弱の隙間があり、下には木端を重りにして風などでカーテンに隙間が生まれないようにしてあります。


こうすることで、ニワトリはカーテンを押して通れるがスズメには(カーテンは重すぎて)通れないという入り口となり、結果スズメを鶏舎に侵入させないようにする狙いがあります。


ニワトリのカーテン

このカーテンは猫窓を参考にして製作してみました。猫窓とは、勝手口などのドアの下部に猫が通れるサイズの小さな窓を作り猫が自由に出入りできるものです。


2018年9月2日日曜日

ドローンを使ってスズメ対策

先月Tsukuba Thursday Gathering というイベントに初めて参加してきました。詳細はこちらからご覧ください。


このイベントで登壇された株式会社revotさんというドローン開発を行っている地元つくばの企業に出会うことができました。


イベントでは代表の霜村さんが事業内容を説明していました。ドローンで出来ることってなんだろうか、ということをもっと知りたいと思ったので、すぐにメールで私たちがスズメ対策のためにドローンを利用したい旨を連絡してみました。


するとすぐに返信をいただき、一度直接会ってお話をするということなりました。


2018年6月13日水曜日

ニワトリ専用餌箱のバージョンアップ

以前、スズメがニワトリの餌を食べてしまう問題に対し、ニワトリだけが餌を食べられる餌箱を製作して対応しました。


現在のニワトリの羽数9羽から考えて、餌箱の数が足りておらず、同じものを2つ作る必要があり、どうせ作るなら前回の餌箱を少し改良してみようということになりました。



ニワトリ専用餌箱
今回製作したニワトリ専用餌箱 Ver.1.1?
前回のものを少し改良

2018年5月4日金曜日

スズメにニワトリの餌を食べさせないための餌箱

更新日:2018年5月20日

以前のブログで書いたスズメ被害対策の続きです。

スズメはニワトリたちの餌を食べてしまうだけでなく、太陽光パネルに糞をしていき太陽光パネルに影を作っていきます。当然ですが影は発電量の低下を招くのです。


数羽程度なら良いのですが、群れで来ることが多いので対策が必要になったわけです。


動物福祉
これがその対策です


スズメがニワトリの鶏舎に来る理由はニワトリたちに用意した餌を食べに来るためです。


一般的な養鶏ではニワトリは鶏舎に閉じ込められいます。これにより外からスズメやカラスなどの野鳥や外敵がアクセスができないようになっているのですが、同時にニワトリは狭いところに押し込められ、自由に草木をつついたり虫を追いかけることも出来ずに、(それがたとえ平飼い養鶏であっても)ニワトリにとってみるとストレスのある生活環境となってしまいます。


私たちのとりの遊び場では、そのようなやり方ではなく、ニワトリやヤギの動物福祉という考え方の下、常にそれはニワトリにとって良いか、ヤギにとって良いかを考えています。


動物福祉
先週のニワトリとヤギの様子



今回の対策もできるだけ、ニワトリたちの生活の質を落とさず、負担をかけないという考えがベースになっています。


そこで、このニワトリの餌へのアクセスを制限する方法で対策してみることにしました。


スズメたちが餌を食べることができなくなれば、いずれ諦めて来なくなると考えたわけです。
方法を2つ試してみるつもりです。今回はそのうちの1つ目の話です。

具体的には餌箱をニワトリだけが食べることができるものする、というものです。

これがその試作中の餌箱です。


ニワトリのための餌箱
ニワトリのためだけの餌箱


これは海外でニワトリを飼っている方が製作した餌箱の動画がYoutubeにあがっていましたので、その仕組みを真似して製作しています。


餌箱の上部の蓋を開けると中にニワトリの餌を入れるところがあり、そこに餌を入れて蓋をするだけです。

ニワトリの餌箱
餌箱の掃除をするときなどに2つのフックを持ち上げて
板を外すことができます

仕組みとしては、ニワトリは手前の板に足を乗せるとニワトリの体重の重みで可動式となっている蓋が開くという単純なものです。





スズメの1羽の重さでは蓋が開くことはないと考えていますが、例えばスズメが群れで”せ〜のっ!でとまったら蓋は開いてしまうかもしれません。
スズメは利口なのでもしかするとそういうこともあるやもしれません。これについては後日2つ目の対策として実施を予定しています。


餌を中に入れて準備は完了であとはニワトリが餌を食べに来るのを待つだけです。


実際に餌箱をセットしてニワトリたちがこの餌箱から餌を食べてくれるか観察してみました。





・・・ニワトリが餌箱の蓋が開いた動作に驚いて逃げてしまいました。これではスズメどころかニワトリも餌を食べられなくなってしまいます。

追記】2018年5月18日撮影時には、ニワトリも新しい餌箱に慣れてきたようです。






この餌箱へのニワトリたちの行動を数日ほど観察していますが、どうも箱の中に餌があることを認識できていないようです。

匂いよりも目で餌を探しているのでしょうか


では餌箱の一部を透明にして餌を可視化したらどうか。


またはスズメが入れない程度に蓋を開けておきニワトリたちが餌があることを認識できるようにすればいいのか。


それよりも餌箱になれてもらうための訓練をすれば良いのか。


もう少し様子を見てから次にとる行動を決めたいと考えています。

それまでスズメ・ニワトリの餌のシェアは続きます。






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2017年7月18日火曜日

ジャングルのニワトリとヤギ

English

夏が来ていろいろとやることが発生しているせいか、このところブログの更新が間に合っていません。梅雨に入りトリの遊び場(ニワトリはニワトリ共和国と呼びだがります)はジャングル状態となってしまいました。



ニワトリたちは雑草の陰に入り涼むことができるからかジャングルは歓迎されるようです。この緑の環境がなければニワトリたちには大変な時期になっていたはずです。
ただ、あまりにも雑草の成長が度を過ぎるとニワトリにも不都合が生じることがあります。

曰く:
"あんた一体どこにいるの?声は聞こえるけど見えやしない.."

そこでヤギに力を借りることにし、ヤギ王国の住民はこれを快諾してくれました。

なっちゃんはジャングルのお掃除

ヤギの雑草除去の戦略は一番美味しい葉っぱの先っちょだけを最初に食べていくことです。


でも異なる種の共存にチャンレンジはつきものです。この場合、2つのチャレンジがあります。

チャンレジ1: ヤギはニワトリのエサがお好き

ヤギはニワトリのエリアに入ってこれます。ということはニワトリの寝床や食事をする場所にもアクセスできることになります。↓のようなことになります。

"どーも!えっ!?何? 
うん、美味しかったよー!"

でもヤギがニワトリのエサを食べることを見過ごすわけにはいきません。
なぜならニワトリのエサが減りニワトリがお腹を空かしてしまうこと、そしてそれは卵の質に影響してしまうからです。
またヤギにしてみても、ニワトリのエサには本来ヤギが食べるべきではないものが含まれています。牡蠣殻や魚粉などがそうです。これらを食べるとヤギの胃袋にも良いわけありません。

本題のチャンレンジについてです。ヤギがトリの遊び場への出入りを許可しながらニワトリの食事をする場所への出入りを制限する、そしてニワトリはそのいずれにもアクセスできるようにする、というものです。
これは案外簡単なクラッシックなやり方で解決することができました。何をしたかというと、ヤギに侵入して欲しくない場所にフェンスを立て、その下にニワトリだけが入れるスペースを設けたのです。

フェンスの下を通れるよー!

一見簡単そうに見えますが、ニワトリが入れる適切な高さにすることは結構難しいんです。低すぎると、ニワトリが通れず(特に雄鶏)、高すぎるとももちゃんみたいな子ヤギはフェンスのくぐり抜けてニワトリのエリアに侵入できてしまうからです。

ももちゃんとニワトリ

別の角度がももちゃんとニワトリ

まだもう少し改善には時間がかかるようです。


チャレンジ2:  ヤギは植栽もお好き 


1年半ほど前の2016年1月に、私たちは何も考えずに3本の柿の木をトリの遊び場に植えました。その時は、この木が成長しいつの日か大きな柿の実をつけながらニワトリにも日よけの陰を提供してくれると期待していたのですが、現実は少し違っていました。

2016年1月 3本の柿の木

こんな位置関係で植えてみました
この3本の柿の木は何度かヤギの襲撃を受けました。その結果、少しずつ茂っていた葉っぱもみんな食べられてしまいました。驚くことは、それでも柿の木が一本も枯れることがなかったことです。これまでヤギから柿の木を守る為5種類のフェンスを設けてきましたが、どれもヤギのなっちゃんの前には効果がありませんでした。

今回はバージョン5.5としてなっちゃんのアタックにも耐えうる防護策を製作しました。
Nobuoとそのアシスタント
(製作中のバージョン5.5)

Nobuoとそのアシスタントと柿の木 
(製作中のバージョン5.5)

2日経ってもビクともしません!
ヤギの防護策はうまくいったようです


ジャングルのニワトリとヤギについては以上です。今後をお楽しみに。

2017年6月27日火曜日

スズメ被害

最近になって私たちのニワトリが使う鶏舎に日中スズメが来るようになりました。
数羽なら可愛いのですが、数え切れないくらいのスズメが来るのでちょっと怖いです。
様子がわかる映像を撮ってありますのでご覧ください。


なぜスズメが来るかといえば、ニワトリのエサを食べに来ているわけですが、ここでいろいろ問題が発生します。

スズメがニワトリのエサを食べてしまうことで、単純にニワトリへの分け前が減るということに加えて、ニワトリがどれだけエサを食べているかが分からなくなってしまいます。
これは何か卵の品質(殻の硬さ、匂い等)に問題が生じた時に、エサによる対応が難しくなってしまいます。

続いてスズメの糞の問題があります。鶏舎の中にはニワトリがいつも新鮮な水を飲めるよう専用の水飲み場を用意してあります。しかし、スズメが鶏舎内に侵入し糞をしていくので、何度掃除をしてもすぐに水飲み場が糞で汚れてしまうため結局水道を止めて毎日バケツで水を汲んでニワトリたちに与えています。

ニワトリ専用の水飲み場
最後これが最も大きな問題かもしれません。それはスズメが太陽光パネル上にも糞をしていくことです。これは直接発電量に影響するため、事態は重大です。

スズメの糞で汚れた太陽光パネル
スズメの糞で汚れた太陽光パネル


何らかの対策をする必要があります。
  • スズメが鶏舎に侵入しないようにする
    • ニワトリのエサを減らす
    • テグスで鶏舎にバリアを張る
  • スズメが鶏舎に侵入してから追い払う
    • 鶏舎付近に何かスズメが怖がるような置物を設置する(例:フクロウ、タカ)
    • 何か発光体を設置する(例:パトライト、その他市販の製品)
    • ドローン等で追い払う

フクロウなどの置物は良くないです。ニワトリも怖がってしまうからです。
それほどお金をかけずにできそうなテグス、パトライトやってみましたが、効果なしでした。
何か他にいい案がないか検討中です。

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