これまでスズメにはニワトリの餌を食べられたり、太陽光パネルに糞をされたり悩まされてきましたが、今回導入したニワトリのカーテンにより、そんな悩みからもやっと解放されるかもしれません。
※なぜスズメに来て欲しくないかや過去の取り組みなどはこちらをご覧ください
このカーテンには、約1センチ弱の隙間があり、下には木端を重りにして風などでカーテンに隙間が生まれないようにしてあります。
こうすることで、ニワトリはカーテンを押して通れるがスズメには(カーテンは重すぎて)通れないという入り口となり、結果スズメを鶏舎に侵入させないようにする狙いがあります。
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ニワトリのカーテン |
このカーテンは猫窓を参考にして製作してみました。猫窓とは、勝手口などのドアの下部に猫が通れるサイズの小さな窓を作り猫が自由に出入りできるものです。
とりあえず作ってみた
ニワトリは通れるけどスズメは通れない、そんな”ドア”を作りたかったのです。
しかし、このカーテンを作ってニワトリに試してみるとこんな結果になりました。
難しいです。
カーテンに隙間を作ることで、ニワトリたちにカーテンの向こう側に進んで行けることに気づいて欲しかったのですが、カーテン自体を障害物として認識しているようで、草木のようにそこに分入って突き進むという、こちらが期待している動きはしてくれませんでした。
それでもなんとか、ニワトリたちの気を引こうと餌などをカーテンの向こう側において置き、おびき寄せてみるのですがうまくいきませんでした。
まずは、ニワトリたちがこの人口のカーテンに慣れてくれるようにということで、カーテンの一部をあけておくことにしました。
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一部があいた状態のカーテン |
この状態だったらニワトリは自由に出入りできることを確認できたので、しばらく様子をみることにしました。
ブレイクスルー
今朝、一部をあけていたカーテンを下ろしてみたところ、
こちらの気持ちが通じたのかニワトリたちがカーテンをかいくぐって傾斜から外に出ていくようになりました。
ニワトリは他のニワトリの後に続く習性があるようで、1羽のパイオニアが生まれれば、あとは時間の問題だと思いました。
その様子をビデオで撮影していますのでご覧ください。
しかしまだスズメがこのカーテンにより鶏舎侵入を阻まれたという場面は誰もみていないので、本当に喜べるのは少し様子をみてからです。
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