2018年9月14日金曜日

ヤギミルクでソフトクリームを作りました

今朝絞ったヤギのミルクでソフトクリームを作りました。
ヤギのミルクを使ったソフトクリームなんて食べたことが無いので、どんな味になるか楽しみです。



絞りたてのヤギミルクで作ったソフトクリーム


ちなみにソフトクリームという言葉は、英語からではなく、日世という日本メーカーが作った造語だそうです。



洗浄に始まり洗浄に終わる



ソフトクリームを作るにはソフトクリームフリーザーという機械を使わないとできません。今回は以下のような業務用のソフトクリームフリーザーを使ってヤギのソフトクリームに挑戦しました。


業務用の小型ソフトクリームフリーザー

なんでこんなものが家にあるかと言えば、父親が以前ソフトクリームフリーザーのメーカーに勤務していた縁で、今回ヤギのソフトクリームを作るにあたり部下だった方から機械を借りることができたためです。


このソフトクリームフリーザーを使うには、まず一つ一つのパーツを洗浄しなくては行けません。食中毒などがあってはいけませんので、とても丁寧に洗い殺菌洗浄をする必要があります。



アイスクリームフリーザーのパーツ

もちろんソフトクリームを作り終えた後にも同じように洗浄作業が待っています。ほとんどの時間は洗ってばっかりでしたね。



ソフトクリームのレシピ



ソフトクリームにもレシピがあり、今回は普通の牛乳で作るソフトクリームのレシピを参考にしました。
一般的な白のソフトクリームを作るにはこのような材料を使っています。


[材料] (ホワイトベースと呼ばれる)
牛乳           1400cc    ## これをヤギのミルクで代用
生クリーム              110g    ## 隠し味?として利用
脱脂粉乳               30g    ## 使いませんでした
グラニュー糖             110g    ## 市販の上白糖を利用
トレハロース             45g   ## 使いませんでした
乳化安定剤    6g   ## 使いませんでした   


[作り方]

ヤギのミルク1リットルを68℃で30分火にかけ低音殺菌する
40℃の時点で上白糖を入れてかき混ぜる
30分経ったら氷水を使って冷やす
これをソフトクリームフリーザーに投入
ソフトクリームフリーザーからソフトクリーム登場



68℃で低温殺菌



市販の上白糖を110グラム


40℃の状態で上白糖を入れた後で、よくかき混ぜ30分置いておく。



68℃を維持して30分ほど待つ

さらにソフトクリームミックスという元を1リットルをこれに投入しました。






本当は100%ヤギのミルクによるソフトクリームを作りたかったのですが、手伝ってくれた専門家によるとオーバーラン(材料に対する空気の取り込み量のことを指す)を出す必要があり、それには”のり”の役目をする材料を投入しなくてはいけないということです。


この業務用のソフトクリームミックスにはソフトクリーム作るために必要な”のり”が入っており、これを材料に混ぜ込むことで、安定してソフトクリームが機械から出てくるようになります。



ヤギのソフトクリーム誕生



ようやくソフトクリームフリーザーに材料を投入し、ソフトクリームが出て来ます。


原材料をソフトクリームフリーザーの上部から投入

実際ヤギミルクのソフトクリームが出てくるところです。






市販のコーンカップに乗せてみました。


市販のコーンカップを利用


見た目は、一般の牛乳で作るソフトクリームと同じですね。
またヤギミルク特有の癖などもありませんでした。

食べてみるとあれっ!冷たい、というのが第一印象でした。
これはとても小さな氷がソフトクリームの中にできているためです。専門家によると、この現象はオーバーランにも関係しているそうです。
また少し甘すぎるのでは?とも感じました。



そこで改善策としてとして市販のホイップを投入しオーバーランをあげる試みをしました。



市販のホイップ(植物性)

するとソフトクリームのきめ細かさがでて、さらに甘さも抑えられ、とても美味しいソフトクリームになりました。
今回は、だいたい14個分くらいのソフトクリームができました。


次回は、もう少しヤギのミルクを割合増やして美味しさを保てるか試してみたいと思います。







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