現在のニワトリの羽数9羽から考えて、餌箱の数が足りておらず、同じものを2つ作る必要があり、どうせ作るなら前回の餌箱を少し改良してみようということになりました。
今回製作したニワトリ専用餌箱 Ver.1.1? 前回のものを少し改良 |
①餌をあげた時はニワトリたちは餌箱に近づき、餌箱のステップを踏むことで蓋が開いて中の餌を食べるが、時間が経つとそこに餌があることを忘れてしまう。結果、夕方に餌箱の中を覗いてみると多くの餌が残ってしまっている。
②餌箱の蓋と本体の間に細かい餌が詰まり、蓋と本体の間にわずかだが隙間ができてしまう。実害はないが何とも気持ち悪い・・・。
③餌箱の底に餌がたまってしまい掃除する時にいちいち本体を逆さまにして餌を捨てる必要がある。
縁に餌が挟まってしまう |
③餌箱の底に餌がたまってしまい掃除する時にいちいち本体を逆さまにして餌を捨てる必要がある。
今回はこれらの問題を解決できるような変更を餌箱にしてみました。
ニワトリの目線で
餌箱に餌が入っていることをニワトリたちが憶えていてくれたらいいのですが、観察しているとそれは彼らには難しいようです。ニワトリの記憶力には期待できそうにないので、いつ来てもそこに餌があると見て分かるようにすれば良いと考えました。
そこでこのような窓を餌箱の正面に設けてみました。窓は透明性の高いアクリル板を使い、汚れがついた場合取り外して洗えるようにと両側から挟み込むように加工して取り付けました。
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ニワトリはとても目が良く少しでも餌が見えると、そこに食べ物があると認識でき、餌箱に近づいて蓋が開くことを期待しました。
窓をつけたところで、中が少し暗いことに気づきました。
そこで、餌箱の蓋が閉じていても光が入るように蓋に丸穴を3箇所開けることにしました。
光を取り入れるための穴を開けました |
この丸穴のサイズはドリルのサイズに合わせました。24ミリと15ミリのサイズが家にありましたが、24ミリだとスズメが餌箱に侵入してしまう恐れがあったため、15ミリとしました。
こうして見ると 24ミリはかなり大きく見えます |
ここはやってみなくてはわからないのですが、スズメは見た目以上に小さな鳥なので、もしかすると15ミリでも大きすぎたかも知れません。
蓋の蝶番は、前作では外側に取り付けたのですが、今回は蓋の内側に取り付けました。そし蓋と本体の間を3、4ミリくらいのスペースを設けました。こうすることでニワトリのエサが、蓋と本体の間に詰まりにくくなる効果を狙いました。
前回の餌箱
蝶番が外についている |
今回の餌箱
蝶番が餌箱のなかに入っている
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餌箱の底に食べ残しの餌が落ちて溜まってしまうことへの対策としては、底板をなくしました。
前作では、底板があることで餌箱が安定しニワトリがステップを踏んでも餌箱が倒れることはありませんでした。
今作では、この底板を取り外し、代わりに餌箱の中のトレイを少し重量のある合板に変更しました。これにより少し重心は高くなってしまったものの、ニワトリがステップを踏んでも餌箱が揺れたり倒れたりすることはありません。
ニワトリの反応は
これで万事うまくいく。
うまくいけば3つ目の餌箱もこのやり方で作ろう。
そう信じて早速鶏舎に入って取り付けてみました。
ちゃんと餌箱に食べ物があることを認識してくれるだろうか。
ちゃんとステップに足を置いて、蓋が開き、無事に餌を食べてくれるだろうか。
実際の動画をご覧ください。
手前の餌箱は以前製作したもの
奥の餌箱は今回製作したもの
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