2021年1月17日日曜日

カリタ Kalita コーヒーミルの受け箱を改良してみた

カリタのコーヒーミルを購入



在宅勤務になり、今更ですが毎日コーヒーを飲むので豆を挽くためのミルを手に入れたいと思いました。

電はなんとなく壊れるとゴミになるので購入したくなかったので、鋳鉄でできているカリタのコーヒーミルを購入してみました。

あ、でも壊れたらどっちもゴミか・・・。

購入したコーヒーミル



使用上の問題点



2つ問題がありました。


1つは、Amazonのレビューに書いている人がいましたが、粉受けの箱の寸法の問題でコーヒーの粉が溢れてしまう問題です。

そしてもう1つは、手で挽いている時に粉受けの箱が振動により少しですが前に飛び出してくるというものです。

手前の受け箱と本体に隙間ができる


いずれも、大きな問題とは言えないものの毎朝直面しなければいけないのでなんとかなればと考え自作することにしました。


受け箱の自作



幸い木工の趣味があったことから木材を加工する道具や環境は揃っていました。

オリジナルの受け箱を見ると前後左右上下と別々の板から構成されており、しかもそれぞれ角度をつけて貼り合わせてあり自分が自作するには難易度が高いものになることが予想されました。


そこで、トチの木の一部をくり抜くことで受け箱にすることを考えてみました。



トチの木
トチの木に穴を開けた様子



受け箱比較
オリジナルの箱(左)とトチの木から切り出した箱


オリジナルの箱の8mmほど幅を多くとり、53 x 78 mm とすることで、1つ目の問題がクリアされることを狙いました。


製図
現物合わせ調整をしますが
この寸法で加工をはじめました


さらに、挽いている際の箱飛び出し問題へは、磁石を箱の両側に埋め込みミル本体と密着させることにしました。
こうすれば、多少の振動でも箱が飛び出すことはありません。

磁石
3mの磁石を左右に埋め込んでます


磁石は近所のホームセンターで購入したネオジウム丸型磁石を使用しました。数は少し多いですが、アマゾンでも購入できる感じです。




取り付け



少し改良を加えて製作した受け箱をミル本体に取り付けてみました。


新しい受け箱を取り付けたミル
新しい受け箱を取り付けたミル

なかなかいい感じになりました。蓋の木はパドックという赤が綺麗に出るものを使ってみました。黒い木がなかったので、、、仕方なくと思って使ってみましたけど意外とあう感じでよかったです。

取手はオリジナルの物を流用しています。真鍮の物で少し錆が入っていましたが。これはこのままでも十分かなと。

粉受けテスト
粉受けも問題なさそうです


ビフォーとアフターです。これを見ると隙間の問題が磁石により解消されているのがわかります。


Before
Before
ミルと受け箱に少し隙間ができているのがわかります

After
アフター
本体と受け箱の間には隙間はありません


この後


片手でミルを挽く時に本体が少し揺れるので、ベースを取り付ければいいかなと思いました。いくつか候補を考えていますが、どれにするかは決めかねています・・・


クス
クスの木


欅
欅の木

栗の木
栗の木



切り株になってる欅の木も可愛いと思いますが、家が狭いので多分ベースなしで使うことになりそうです。



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