豆腐がうま過ぎることってことある?
この疑問は既にどこかで誰かが考えていることだと思います。
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豆腐の味を期待するか うまさを期待するか 豆腐に期待することは? |
うま過ぎる豆腐って存在しますか?と聞かれれば私は
はい、存在すると回答します。
今回のブログは今月行われた2回目の豆腐の食べ比べで私たちが発見したことのレポートです。
(1回目の豆腐の食べ比べについてはこちら)
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プチとうふ品評会 2019年11月 |
プチとうふ品評会
集まった14人の参加者が7種類の絹と木綿のサンプルを食べその味を評価しました。
サンプルの中には、地元の豆腐屋さんのものから、全国の豆腐品評会で金賞を受賞した1丁500円もする高価なものや、70円程度の安価なスーパーのものが並べられていますが、表示はしないので、参加者には自分がどこの豆腐を食べているか分からないようになっています。
一口サイズに切り分けられた豆腐を食べながら、配布された評価シートに、食べた時の食感や味などを書いていきます。
自分がどう感じたかが全てなので、もちろん正解などはありません。
全ての豆腐を食べて、うまいと思った豆腐を3つそれぞれの絹と木綿から選んでもらいました。
結果発表
参加者からシートを集計した結果、今回の食べ比べで一番美味しいという評を得たのは、とうふ工房ゆうの豆腐でした。
この豆腐は2017年の全国豆腐品評会にて金賞を受賞した豆腐でした。
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”とうふ工房ゆう”の絹豆腐 |
甘みが強過ぎると参加者から聞かれました。確かに食感は滑らかで味もデザートにもなり得るような甘さがありました。
毎日ご飯と一緒にこの豆腐は食べられそうにないと私も感じました。
(ところで甘い物を人はうまいと感じるようです)
豆腐がうまいのは良いことですが、うま過ぎても具合が悪いかも知れません。
この意味では、準優勝となった渡辺工房の豆腐の味は良い味付けになっていると思います。
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とうふ工房わたなべ |
そして地元のつくばの豆腐は第3位となりました。
3位ということですが、私個人的にはこの豆腐が毎日の食卓に最も相応しいと感じました。
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つくば市の稲本豆腐 |
まとめ
ただ美味しい豆腐の調査をしたということでなく、大袈裟にいうと持続可能なタンパク質を探す旅です。
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うまい豆腐の順位 |
これらの豆腐には3つの共通点がありました。
1 原材料の大豆は全て国産である
2 凝固剤として天然のにがりを使用している
3 地域で営む小規模経営
もちろんこれは厳密な研究ではありませんが、このポイントにおいて、いずれも持続可能と言えると思います。
ところで、今回の試みも前回同様、仮にこの記事を読んだ人たちが膨大な量の豆腐を注文したとしても、私たちには何のロイヤリティーもないことをお断りしておきます。
持続可能なタンパク質とは、ここに書いた通り美味しくないと持続可能とは言えないです。
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