2018年8月10日金曜日

太陽光パネルの不具合


定期点検で見つかった不具合

私たちの太陽光発電所は2014年11月から稼働を開始しました。
構成については詳しくはこちらにあるとおりで、354枚ある太陽光パネルを7台のパワコンに接続されて毎日発電してくれています。


ところが今年6月に施工業者により行われた定期点検で異常が見つかりました。



今回の点検で見つかった
不具合の可能性がある太陽光パネル

え、また!?っていうのが正直な感想です。


具体的には1枚の完全な発電不良と発電不良の疑いがあるもの8枚の合計9枚です。


トラブルが出ると2つよくないことが起きます。


1つ目は発電量の低下です。業者の検証、スペアの準備、実際の作業までには数ヶ月単位の時間がかかり、その間不良パネルが稼働していない分発電量が低下するからです。
もちろん、発電量の低下は売電収入の低下になります。



2つ目は私の時間損失です。
本当に問題があるのか、どこに問題があるのか私ができる範囲で調査したり、知人の専門家にデータとともに意見を聞いたりします。先日導入した監視システムもその一環でした。


2つ目は割と楽しんでしている部分もありますのであまり問題視していません(^^

ただ、固定買取制度の期間は20年。残り約16年間こんなことをやり続けられるかは自信がないです。



度重なる太陽光パネルの不具合



なぜこんなにも毎回不良が見つかるのか不思議ではあります。

これまでにも36枚の太陽光パネルで不具合が見つかり既に交換済みとなっています。

今回9枚のパネルを交換したら、これで45枚の交換。


4年で45枚も壊れるんか。平均して年間に11枚壊れることになると、10年経つと110枚、20年経つと半分以上入れ替わってる計算に。


業者が出している不具合の箇所を先日導入した太陽光監視システムからのデータと付き合わせてみました。


グラフは各パワコンからの出力です。
期待するグラフ図としては、全てのパワコンの線が重なるようになるはずです。


ところが、そうはなっていないのがおわかりいただけると思います。

IoTaWatt
 IoTaWattの出力画面

RAW データ一部抜粋
"Date-time string", "oh:1", "oh:2", "oh:3", "oh:4", "oh:5", "oh:6", "oh:7"
2018-06-19 11:32:05, 5540.8, 4849.8, 5339.7, 4878.3, 4944.0, 5300.8, 5324.2
2018-06-19 11:32:10, 5540.8, 4849.8, 5339.7, 4878.3, 4944.0, 5300.8, 5324.2
2018-06-19 11:32:15, 5709.8, 5658.6, 5916.0, 5548.4, 5235.8, 5352.5, 5363.4
2018-06-19 11:32:20, 5709.8, 5658.6, 5916.0, 5548.4, 5235.8, 5352.5, 5363.4
2018-06-19 11:32:25, 5618.2, 5608.8, 5757.5, 5510.3, 5177.9, 5287.6, 5298.5
2018-06-19 11:32:30, 5618.2, 5608.8, 5757.5, 5510.3, 5177.9, 5287.6, 5298.5
・・・・

よく見ると、5番目のパワコンの低下が著しいことがわかります。例えば赤字で示した時間では、1番目のパワコンの出力が5709.8 (W) となっているのに対して5番目のパワコンの出力は5235.8(W)となり、474(W)の差が出ていました。これはこのパワコンでは約12%もパフォーマンスが落ちいていることになります。


業者のレポートでも5番目のパワコンに異常とされるパネルが3枚発見されていたので内容は一致したことになります。


パネル1枚が115Wですので、仮に3枚全部ダメだったとしても360Wくらいの落ち込みのはず。



でも、監視システムの精度や他のパネルの角度誤差、個体差を考慮するとまあこんなものかなと思いました。


パネル交換が終わったら、しばらくモニターして結果をまたお知らせしたいと思います。








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