2021年7月23日金曜日

太陽光発電所で防犯用のドアセンサーの取り付け

太陽光発電所での盗難



懇意にしていただいている太陽光発電施工会社の社長さんから盗難について話を聞きました。
社長さんによると、これまで通算で15件も太陽光発電所で盗難被害にあっているということでした。


主に盗難されるのは太陽光パネルではなく、電線(集電箱と電電柱、集電箱とパワコン間)がターゲットになるとのこと。
メーカの型番やシリアル番号が記載されている太陽光パネルは、電線と比べて現金化が難しいためだそうです。


犯行の手口や防ぐ方法はないかについて話を聞いているうちにだんだん思ってきました。


いくらフェンス、照明、施錠、防犯カメラが設備されていたとしても犯行を防ぐことは難しいのかなと。


完璧に防ぐ手立てはないけど、費用度外視であれば発電所に古屋をたてて、そこで人が24時間文字通り”監視”すれば相当な抑止効果はあるんだろうけど。


大規模な発電所でもそのようなことは一般的ではない(ただしリモート監視はしているケースが多い)ので、現実的には、監視カメラを置くに止まっているところがほとんど。

 

SORACOM LTE-M Button 



1機目の発電所で利用している通信サービスプロバイダーのソラコムが提供するサービスにLTE-M ButtonがあることをDMで知りました。


その機能としては、ドアのヒンジなどの稼働部に取り付けておおきドアの接触・非接触をセンサーで検知して、メール配信を行うというシンプルなもの。


社長に見せるとすぐにこれは集電箱に取り付けると良いと。
理由は犯行の際に集電箱のドアが開けれることがあるかららしい。


ドアを検知した時に通知をもらったこちらはどうすれば良いのかなという話もあるが、社長がおっしゃるのだから検知の意味はあるのでしょう。


これは犯行時の検知であって抑止効果にはならないものの、セキュリティに関して小さな仕掛けを積み重ねていくことも大切かなと思い、自分の発電所でテストで導入してみた。


SORACOM LTE-M Buttonを集電箱の左下に取り付けてみた。
これでドアが開閉する際にセンサーで検知されメールが配信される。


集電箱
左下の赤く示した場所にセンサーを設置


実際にドアを開けてみた。





メールが届いた。


メール
センサー検知され配信されたメール

動作が確認できた今本当にメールがきたらどうしようか。







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