2018年1月18日木曜日

アウトランダー phev のSDA充電記録が機能しない



アウトランダーphevを購入する時に、スマホを代用することでナビは不要と考えていましたが、 選択肢の中には充電履歴を記録しそれをグラフ表示できる機能があることを知りました。

三菱純正ナビとSDA (Smart Display Audio)がそれでした。※SDAはナビの機能なし。
純正ナビの方はネットでの評価があまりよくなかったので、迷わずSDAを購入しました


アウトランダー phev
グラフ表示(kw/h30円として設定)



 充電は毎日するので充電容量から大体の金額を推測できるのでこれはいい機能だと考えました。

ところが乗り始めから2ヶ月くらい経った頃に、充電したはずの日の記録が消えていることに気づきました。
具体的には、例えば、上記の写真にあるグラフ1日分が消えてしまっていたりするわけです。


アウトランダー phev
短期履歴のビュー
12月はほぼ毎日充電していたが記録されているのは4日分だけ



アウトランダー phev SDA
長期履歴のビュー
どう見ても実際の充電実績と合わない

ディーラーに行きSDAに異常がないかを確認してもらいましたが、結果は問題なしということでした。この時、全国でも前例が1件もないということでした。

しかし、1週間ほどして間違いなく記録が消えてしまうことがわかり、ディーラーに行きSDAを新品と交換してもらいました。


これで解決すればよかったのですが、事象は改善しませんでした。


その後さらに1ヶ月ほど経ってから、どうも他の人でも同様の症状を訴える人が出てきたという連絡がディーラーからありました。


メーカー側でこの問題が再現することが分かったという連絡がありました。
またこの不具合に対するソフトウェアの修正は済んでいるそうで、後はそのソフトウェアが正く動作するかの検証をしているという話でした。


アウトランダーを購入してからもう半年になるのに、充電料金のモニターが使えないでいるのは不満なので、これからも定期的にディーラーに連絡をしていくつもりです。


リコールになりそうとのことです。(2018年1月現在)





2018年1月15日月曜日

ショーベリ ワークベンチの個人輸入

発電所では何かと自分で製作しなくてはいけない場面がよくあります。例えば、これまでにも井戸のカバー、木製フェンス、パワコンに取り付ける屋根などを作りました。

今後も色々とものを作っていくだろうことを考えると、加工する時に使う作業台が欲しくなってきたので、この辺りでちゃんとしたものを購入することにしました。



新しい作業台


今回、海外から木工作業台を購入したので、これから個人輸入をしようと考えている方へご参考となればと思います。


【木工作業台の選定から購入】



木工作業台は単なる作業するためのテーブルではなくメインのツールという考えであったので、値段は多少高額になっても良いものをと思い、定評のあるスウェーデンのショーベリ- Sjobergsというメーカーの作業台を選びました。

パワコンの屋根やフェンスなど比較的大きめの工作物を想定していた為、少し大きめの2m長のSjobergs Elite 2000 (+ cabinet )というモデルに決めました。


Sjobergs Elite 2000、活動中


次はどこから買うかを調べていきました。ネットで調べていくうちに、為替や輸送費などを考慮しても、おそらくヨーロッパの業者が提示している値段が割安だろうという風に思えてきました。

実際船便による輸送費はそれほど高いものではありませんでした。

1ヶ月ほど業者を探した後、結局イギリスの業者から購入することに決めました。理由としては諸事情ありましたが、ちょうどイギリスのEU離脱による影響でポンドが大幅に下落したことにより、有利な為替レートで購入できることが分かったためです。


購入手続きは日本のインターネットで購入するのと同様にとても簡単で、欲しい製品、
住所・氏名などの必要事項を業者のウェブサイトで入力後、クレジットカードによる決済をしました。7/18のことでした。


【輸送】



業者管理の倉庫よりイギリスのSouthampton港経由で東京港へ輸送されるということでしたので、3週間ほどで手元に届くものと思っていました。ところが、後から調べて分かったのですが、イギリスから日本までの船便輸送は当然そんなに早いわけがなく、特に遅れがなかったとしてもSouthamptom 港から東京港までの所要時間は38日ということでした。

8月が過ぎ9月になってしまいました。それまでに業者に何度か連絡してみたのですが、荷物が届く前に船荷の会社から連絡があるはずなのでそれを待ってください、ということでした。ようやく9/9 になってとある船荷会社から電話があり、イギリスから注文した木工作業台が9/14に東京港に到着する、という内容でした。その後メールで後に輸入申告する際に必要になってくるARRIVAL NOTICE をメールで受け取りました。
9/14に荷物が到着し受け入れ作業があるので、受け取り可能となるのは最短でも翌々日の9/16からとなる見込みであること、そしてD/O (DELIVERY ORDER) を発行するので、それまでに所定の口座に支払いを済ませて欲しいとのことでした。
なんの支払いかと思って見てみてると、どうやら貨物の取り扱いに関する諸費用のようで、これを払わないとD/Oなるものを発行しないということなので速やかに入金しておきました。

## 貨物の扱いに関する諸費用
CHARGES             ¥4,250
CONTAINER HANDLING CHARGE  ¥1,700
DELIVERY ORDER FEE        ¥9,000
-----
合計               ¥15,670

入金が済むと船荷会社からD/O "DELIVERY ORDER" がメールに添付され送られてきました。通関の手続きについても教えてもらいたかったのですが、そこは管轄外ということで代わりに以下のリンクを教えてもらいました。

東京税関ホームページ http://www.customs.go.jp/tsukan/kojin.htm

要は、このD/Oと通関の輸入許可が出れば荷物の回収が出来る、という話でした。



【輸入許可の事前準備】



D/Oを取得したので、いよいよ大井出張所で輸入許可を申請し木工作業台を倉庫から運び出すところまできました。

念のため通関に行く前に大井出張所に電話し、9/16 に個人輸入の荷物を受け取りたいと伝えたところ、以下のアドバイスをいただきました。


  •  船荷会社が9/14に荷物が到着してるというが本当に到着しているかどうかを再度確認した方が良い ※これは申請に来てみたもののまだ荷物が到着していないという事態を避けるため

  • 通関での申請と荷物の回収は混み具合にもよるが1日もあれば完了するので 、9/16に輸入許可申請と同時に荷物を受け取ることは可能

  • 荷物がパレットに載ってくるので乗用車ではなくトラックなど積荷できる車で来る必要がある

  • 通関で輸入許可を申請するための必要書類
    • ARRIVAL NOTICE (船荷会社)
    • "B/L" -BILL OF LADING (発注先の業者、船荷会社)※EXPRESS B/Lの場合コピー可
    • "D/O" -DELIVERY ORDER (船荷会社)
    • INVOICE  (発注先の業者)
    • 支払い証明書(発注先の業者クレジットカードの入金した際のページコピー)


輸入申告書を予めダウンロードし作成していましたが、出張所にあるPCで申告するということで結局無駄になってしまいました。


【輸入申告から輸入許可発行まで】



9/16 当日は、早朝レンタカーで1tトラックを借り大井出張所に行きました。


## 8:30 大井出張所
大井出張所に着くと、事前に連絡してあったこともあり、こちらの名前を言うと、職員の方が残されたメモのようなものを見てすぐに担当の方を呼んできてくれました。


必要書類を提出した後で、PCで輸入申告を行いました。係りの方が非常に親切におしえてくれたので問題なく完了しました。ここで支払うべき納税額が明らかになります。


PCでの輸入申告 (画像をクリックすると拡大します。)



その後、これから船荷会社の倉庫から荷物を回収し検査をしてきてください、そしたら輸入許可を発行します、と言われました。最初聞いた時?という感じでした。

輸入許可が出ていないのに、荷物を受け取れるのかと思ったからです。

どうも諸外国に比べると日本は少し特殊なやり方をしているとの事でした。まあ自分としては荷物をトラックに積む事ができれば良いので。

倉庫から荷物を回収する際に必要となる検査指定票を渡され、これから荷物受け取りまでの流れを親切に教えてくれました。


輸入申告し検査指定票をもらう(大井出張所
     ⬇︎
荷物回収 (船荷会社倉庫
     ⬇︎
荷物検査 ( 東京税関コンテナ検査センター
     ⬇︎
納税 - 関税・消費税・地方税等の支払い(大井出張所
     ⬇︎
輸入許可発行(大井出張所
     ⬇︎
     終了
※倉庫やコンテナ検査センターは大井出張所から何も車で20分以内の場所


## 9:30 船荷会社倉庫
大井出張所から車で10分くらいのところの倉庫で、検査指定票とD/Oを見せ、所定のレーンで待っていると程なく荷物をトラックに積んでくれました。
ものは1パレットで重さは192Kg、寸法はm x 0.80 m x 0.50 m 。なるほどこれは乗用車では無理な大きさでした。

## 10:20 東京税関コンテナ検査センター
倉庫から20分くらい運転し検査センターに着きました。
ここでは、荷物をX線検査しさらに職員の方が必要と判断すれば梱包してある荷物を解いて中身をチェックするというものでした。結局、X線検査の後中身の検査も入り1時間以上時間を取られてしまいました。

## 11:00 大井出張所
検査結果の紙を渡し納税をして輸入許可が発行されました。
関税は0円、最終的な納税額は消費・地方消費税  ¥19,400也。
そして大井出張所を出た頃はもう11時半をまわっていました。



早朝から慣れないトラックを運転しながら、これら通関の手続きをすることを考えると、費用はかかるものの業者に委託してもよいかなと思ってしまいました。



【結局個人輸入は安かったのか】



まともに購入すると50万を超える額になるため、額面だけ見ると安かったと言えるかと思いますが、これにかけた時間と労力を考えるとどうだったか。

## トータルの費用
木工作業台                       ¥262,782
船荷会社への支払い   ¥15,670
納税額                        ¥19,400
レンタカー/ガソリン代    ¥12,000
-----
合計         ¥309,852




2018年1月8日月曜日

ドラムスティック入れ

以前職場の人から捨てることになった桐の箪笥(引き出し部のみ)をもらってきました。
生前おばあちゃんが使っていたそうもので状態も良い感じでした。


こんな感じの引き出しを4つほど。

枠に使われている桐は少し汚れがあるけど、鉋をかけてやれば綺麗になる。


これを再利用し何か製作してその人にお返しすることができればと思い箱物を作ることにしました。



箱物はいいけど、なにを入れる箱にするか。

桐の材が長いこと、この職場の人がドラム奏者ということ、ということから
ドラムスティックを入れる箱に決定。




引き出しを解体して利用できそうな部分だけを取り出してみました。






ところでドラムスティックの長さってどのくらいなのかが分からなかったので、
楽器屋に行ってドラムスティックを購入してきました。




何となくイメージができました。




長さは470mm  あれば大抵のドラムスティックは、取り出す際にも余裕を持って収納できることがわかりました。

幅と高さはそれぞれ75mm 50mmとし、重ねれば2セットのスティックを収納できる空間を確保しました。




引き出しの桐だけでもよかったのですが、せっかくなので蓋と底板にウォールナット、
蓋の取っ手にはマホガニーという木を使ってみました。


ウォールナット



マホガニー


あとは削って





確認して



仮組みし





接着し






塗装し

塗装はオスモカラーのエキストラクリアーを使用しました。

オスモカラー エキストラクリアー



完成です。




2018年1月6日土曜日

サイクロン製作

養鶏をしているとは何かと自分で造作しなくてはいけない場面が多いです。


木を使った造作が主になるので、加工には木の屑が結構出てあっと言う間に部屋が木の屑だらけになってしまいます。


普通の掃除機だと詰まってしまったり、集塵力が弱かったりするので、サイクロンのような強力な集塵機が必要となります。


ゴミを回転させる空間を作るサイクロンはこのような円錐状のものです。
木屑を集塵する容器はペール缶を使用します。

ペール缶はホームセンターなどで売られていますが、サイクロンはアマゾンで手に入ります。

   



掃除機は古いハンディタイプのものを使用し、結果的にはこのタイプのものでも吸引力は十分でした。


掃除機 -- サイクロン -- ペール缶が縦に収まるような簡易棚を作りました。





掃除機を外した状態です。普段は取り外しする必要はありません。
見えづらいですがキャスターを付けてます。
最終的には作業台に設置することになったのでキャスターなしです。




木屑がちゃんと集塵されるかの動作テストをした時の映像です。






ゴミがペール缶に溜まってきたらペール缶の蓋を外すとペール缶本体が外れる仕組みです。


蓋はサイクロン側で固定されています。



ゴミが出るたびに掃除機のスイッチからオンオフするのはくたびれるため、
ペダルスイッチを電源との間に入れました。



これにより足でペダルを踏むタイミングでサイクロンが吸引してくれるようになり、
便利になりました。


2017年9月12日火曜日

風車の土地探し

小形風力発電で設置場所は重要です。
大抵海岸沿いや高台はよく風が吹くので、島国の日本は風はいくらでもあります。



北海道・礼文島スコトン岬



ただどこでも良いかと言うともちろんそうではありません。


今年の春から北海道で土地探しをする中でわかったことをまとめてみます。



【小形風力発電に適した土地とは】



”ある”と良い

恒常的に一定の強さの風が吹く場所が適した土地と言えます。
台風などの強い風は発電にはプラスにはなりません。


  • 年間平均風速5m以上の風
  • 最低100坪 の広さ
  • 電柱または幹線道路
  • アクセスできる道路の道幅が4m以上



”ない”方が良い

土地は360度周囲からの風を受けることができる地形が望ましいため、
付近には高い建物を山などがあってはいけません。


  • 丘や山などの風を遮る地形
  • 民家などの住居
  • 防雪柵・防風林 
  • 台風・地震・津波・雷が比較的少ない



という感じです。



それぞれに理由があり重要ですが、やはり最重要はそこで風が吹くかです。



ちゃんと風が吹いてくれるかどうかを知るには、以前試したように風速計を設置し
一定期間モニターすれば間違いないです。

また気象データを買い高価なソフトでシミュレーションで風況を知るやり方も
ありますが、何れにしてもコストや時間がかかってしまい個人ではなかなか難しいです。




【風が吹くかどうかを知る手がかり】



現地へ足を運ぶと風が吹くかを知る手がかりとなるものがあります。
関係者の方々から教わった方法を2つ紹介します。


1つ目は 草木を見る。


北海道の風車設置の候補地



風が強い場所は草木が高く生えないです。本当です。

木が生えていても風を受けて成長しているため低くまた枝や幹も斜めになっています。


イギリスの知人からの画像
一方向からの風(卓越風)が明らかなもの



2つ目についてこれまで掲載していましたが、諸事情により削除させていただきました。
(2017/10/22)




他にも風を受けるとその”もの”の状態が変わるものがあれば、
それが風が吹いているかどうかを知る手がかりになります。



3つ目は周りに風車がないか見る。


そりゃそうだろう。
大型の風車は設置する際に必ず風況調査をしているので、
そこはよく風が吹く場所ということです。

このような大型風車は良いサイン



あくまでもご参考ということで。念のため。



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