とりの遊び場では何かと自分で製作しなくてはいけない場面がよくあります。
例えば、これまでにもヤギの搾乳台、パワコンの屋根、フェンスのドアなどです。
今後も色々と物を作っていくだろうことを考えると、加工する時に使う道具が欲しくなってきました。
市販のものでも良いですが、ずっと快適に使っていけるものを考え、自分にあった玄翁(げんのう)を製作することにしました。
材料は30センチくらいの鎌柄と呼ばれる木を柄とする部分に使います。
鎌柄は非常に堅いのが特徴で古くより、文字通り鎌の柄などで利用されてきてようです。
玄翁は100匁(もんめ)のもので、重さ375グラムです。
釘打ちの時などに、木の表面に玄翁の跡が残らないように打ち付ける場面で使います。
木殺し面(材木の表面に跡が残りにくい) |
平面 |
適正な玄翁の長さは、自分の手首から肘の先までの長さと言われています。
測ると27センチだったのでそのくらいの長さにカットしました。
余分な長さをカット |
仕上がりは多少曲面になるので、反り鉋(そりがんな)という特殊な鉋(かんな)を使い木を曲面に仕上げていきます。
反り鉋 |
この反り鉋でひたすら削っていきます。このような時は、材料を挟んで固定できるバイスついている木工作業台が便利です。
なるべく年輪の中心が柄の中心となるように・・・と教えてもらいました。
だいたい形になってきました。
最終的にこのような感じになりました。
もう少し短い柄にするつもりでしたが、少し手にしてみると良い塩梅でした。
あとは使って行く中で調整していこうという気になりました。
サイズの小さい市販の玄翁とほぼ同じ長さ |
柄の端に逆目が出てしまいました・・・ |