2017年8月4日金曜日

発電設備の不備?!

昨日、太陽光発電工事を事業として行なっている知人が充電スタンド工事のため発電所に来ました。


電気自動車を駐車する場所や電気容量の話などをしていたのですが、彼は集電箱(各パワコンの配線が終端している箱)を見るなり驚いた様子で言いました。


このような集電箱は初めて見た。
電気屋さんはこのような工事は絶対にしない。


何を問題視されているか全然分からなかったのですが、集電箱は発電所の心臓部とも言えるため、その理由を聞いて見ると、おおよそ以下のような内容でした。

  • 集電箱の配線が横から入っているため雨水が入る
  • 集電箱が地面に直置きとなっているため雨や河川の増水などから浸水してしまう
  • 集電箱はパワコン側と送電網側からの電気が流れているため、誤った設置場所は重大な事故を引き起こす危険性がある


彼はやってはいけない悪い事例として他の人にも情報共有したいということで写真を撮っていきました。


うちの発電所はBad Practice をやっていたようです。恐ろしや。


そんな危険があったとも知らず2014年から稼働していました。

集電箱(左から2番目)で両脇から配線がされている
集電箱は通信ボックス(左から3番目)の背後に設置することを推奨される


横から出ているケーブルをよく見ると案の定亀裂が・・・。

集電箱の中を開けてみると、ドリルで穴あけした際に径があっていないため、
壁の隙間ができてしまっている。そして、ここにいずれは雨水が入る危険を指摘されました。

※後日改善されたのでその後の写真を合わせて載せています


Before ほぼ地面に直置き
After 2017/9/15 ブロックで嵩上げ





Before 亀裂の入った状態




After 2017/8/8 修復



Before 穴径があっていないため隙間がある
After 2017/8/8 修復


じゃあどうすれば良いのか。


彼によると、集電函は電柱側にある程度の高さで設置するが望ましいがケーブルが短いのでそれも難しいので、通信ボックスの背後に新たに集電函をもうけそこに移動するがよいということ。このタイミングで配線も全て下からとり、雨水による浸水も防ぐことができる。


はい、これはメモしておきました。


無情にもまだ指摘は続きパワコン(直流の電気を交流に変換する機器)についても。
ここまでくるとなんだか会社で監査を受けている気分になってきました。


  • パワコンを背後から支えているダクター呼ばれる三本のフレームを止めている金具は本来配管に使うものであってこのような重量物(36キロ)に対して使うものではないため20年はもたいない
  • パワコンとパワコンの屋根の間は、熱排気のスペースなので最低20センチ開ける必要がある


    Before 屋根とパワコンの間にスペースが
        
 After スペースを設けた


屋根は私が設置してしまったのでこれは自分で直すとし、その他不備については早期に業者に対応をしてもらう必要があると思ったので電話。


幸い業者の方にすぐに様子を見にてきてもらうことができたため、指摘された問題とその危険性について話をすると社内で協議をして後日回答ということになりました。


メンテナンス業者は施工業者と同一業者が一貫性を持ってやってくれるので良いと思っていましたが、今回のことがありあえて別業者に頼むもありかなと思いました。


2017年7月28日金曜日

フェンス修復 その1

ヤギが体をフェンスに擦り付けることがあり、鉄製のフェンスが端のほうから壊れることが度々発生します。

そうなるとフェンスはこんな状態になります。

大きくフェンスが凹んでます

こうなってしまうと、ニワトリやヤギがこの破けたフェンスから敷地の外に飛び出してしまいます。実際に何度もありました。

ヤギがフェンスにもたれてもフェンスが破けないようにするにはフェンスを支えている杭をもっと丈夫なものにするしかないかなと思い、ホームセンターで杭を仕入れてきました。寸法は 2100mm x 70mm 丸型のものです。値段は800円か900円くらい?。


【アウトランダーphevの電源を利用してハンマードリルで穴あけ】


フェンスを設けるには、杭を打ってフェンスを取り付けるのですが、
この杭を打つという作業がとても大変です。


ここの土地は石ころなどの砕石や瓦礫が埋まっていて人力で穴を開けるのは手がくたびれるだけでほとんど掘り進めることができません。
そこで穴を掘る道具ハンマードリルと60㎜のアースオーガを使って穴を開けました。

アースオーガ:六角軸アースドリル DH-60 (ハンマードリル専用/穴径60mm) [穴掘り・アースオーガー ][r11][s1-120]



アウトランダー phevは1500Wまで利用できるということでしたので、テストがてらに
アウトランダーからの電源でハンマードリルを動かしてみました。


日立工機ハンマードリル DH38 SS 100V 仕様 1050W


アウトランダー phevの電源コンセント
1500Wと書いてあるので問題ないはず


実際の穴あけの様子です。ちゃんと動いてくれました。当たり前か。



しかし、なかなか思うように穴が掘り下がっていきません。

瓦礫を含む土地なためなかなかドリルが入っていきません


??プラスチックの断片が出てきました。畦シートと言われるもののようです。
これが見た目以上に丈夫で、これが地中にあるせいでドリルがなかなか入っていきませんでした。

よく田んぼの畦などに埋まっている畦シート

ニワトリがつつき始めましたので、今日の作業はこのくらいにしておきます。





2017年7月22日土曜日

ヤギはかじってなんぼ

とりの遊び場というだけあって、もともとニワトリだけを太陽光パネルの下で飼う予定だったので、ヤギが来てから敷地内で色々なことが起きるようになりました。

井戸の配管修復と柿の木の対策の話です。

【井戸ポンプの配管カバー修復】



ああ、ここもかあ、という感じです。ヤギはニワトリ同様に決して憎むことのできない動物なので怒りはありませんでしたが、太陽光に弱い塩ビ管がむき出しであったことで対応しなくてはいけませんでした。


かじってみて味もしなかっただろうからこれくらいで止めたのかも

もう1箇所
こっちも美味しくなかったのか


ほぼ手持ちの部材でなんとか修復しておきました。


元通り

こっちも元通り

【柿の木対策】


何も考えずに植えてしまった柿の木の葉っぱがヤギに食べられて困っていました。

このような柵を設けたのですが、ヤギがエサを見たときに発揮する力は強烈なものがあり
こんな柵ではあっという間に倒されてしまうということが最近わかってきました。


ちょっと見えにくいですが柵の中央にあるのが柿の木


ということで柵をアップグレードすることにしました。柿の木を中心として、周りに三本の杭を打ち木の板で側面をそれぞれ補強するという頑丈さにしました。

柿の木の事件には無関係のニワトリたちが文句を言わないよう、地面には彼らがアクセスできる空間を作りました。これは杭の下にレンガを敷いて実現しました。この高さ調整がなんと大変でした。でも写真の通りちゃんとニワトリも入ることができたようでホッとしました。
これだけ頑丈に作っておけばヤギ達の猛攻に耐えてくれることでしょう



こんなことが起きないためにどうするか考えることが本当は必要なんだろうけど、ヤギの身になって考えてみるとかじりたくなる気持ちもわからんでもない。


人の髪の毛、帽子、シャツ、靴紐、サンダル、長靴、ネジ、電動ドライバー、・・・などなど、これまでかじられてきました。


ヤギはまずかじって見て人や物などとコミュニケーションを始める動物なのかもしれません。



昔はCDかじってたし。


2017年7月19日水曜日

ヤギの搾乳台

今年生まれたヤギは貰われていってしまいました。このままだと母ヤギの乳が出続けるのでこれを搾ってあげる必要が出てきました。(※実は後でわかったのですが放っておけば乳は自然と出なくなるようでした)

子ヤギ
向かって右の子ヤギがメスです
(ツノが可愛いです)

ということでヤギの乳搾りをするため搾乳台を製作することになりました。
見ての通りとてもシンプルな作りです。材料も全てホームセンターで手に入るものでできているようです。

ヤギの乳搾りをするときに使う搾乳台
お手本とした搾乳台

早速ホームセンターに行き材料を仕入れてきました。できるだけ真っ直ぐで反りのないものを選んで購入してきました。ヤギ小屋には屋根があるとはいえ、雨ざらしになるため、材料は防腐処理を施してあるものを選んでいる。


まずは外枠から


四方の足をつけて





垂直となっていることを確認

わずかだが隙間があるが実用には問題ない



あとは強度は大丈夫かなと思い試しに体重70キロの自分が乗っても大丈夫なのでこれで完成とした。

エサを食べさせている間に乳を搾る

なんとか使えているようです。



これで毎日ヤギミルクは2リットル取れるようになりました。

ヤギの乳搾りのやり方
両側から乳を搾るようになった

2017年7月18日火曜日

ジャングルのニワトリとヤギ

English

夏が来ていろいろとやることが発生しているせいか、このところブログの更新が間に合っていません。梅雨に入りトリの遊び場(ニワトリはニワトリ共和国と呼びだがります)はジャングル状態となってしまいました。



ニワトリたちは雑草の陰に入り涼むことができるからかジャングルは歓迎されるようです。この緑の環境がなければニワトリたちには大変な時期になっていたはずです。
ただ、あまりにも雑草の成長が度を過ぎるとニワトリにも不都合が生じることがあります。

曰く:
"あんた一体どこにいるの?声は聞こえるけど見えやしない.."

そこでヤギに力を借りることにし、ヤギ王国の住民はこれを快諾してくれました。

なっちゃんはジャングルのお掃除

ヤギの雑草除去の戦略は一番美味しい葉っぱの先っちょだけを最初に食べていくことです。


でも異なる種の共存にチャンレンジはつきものです。この場合、2つのチャレンジがあります。

チャンレジ1: ヤギはニワトリのエサがお好き

ヤギはニワトリのエリアに入ってこれます。ということはニワトリの寝床や食事をする場所にもアクセスできることになります。↓のようなことになります。

"どーも!えっ!?何? 
うん、美味しかったよー!"

でもヤギがニワトリのエサを食べることを見過ごすわけにはいきません。
なぜならニワトリのエサが減りニワトリがお腹を空かしてしまうこと、そしてそれは卵の質に影響してしまうからです。
またヤギにしてみても、ニワトリのエサには本来ヤギが食べるべきではないものが含まれています。牡蠣殻や魚粉などがそうです。これらを食べるとヤギの胃袋にも良いわけありません。

本題のチャンレンジについてです。ヤギがトリの遊び場への出入りを許可しながらニワトリの食事をする場所への出入りを制限する、そしてニワトリはそのいずれにもアクセスできるようにする、というものです。
これは案外簡単なクラッシックなやり方で解決することができました。何をしたかというと、ヤギに侵入して欲しくない場所にフェンスを立て、その下にニワトリだけが入れるスペースを設けたのです。

フェンスの下を通れるよー!

一見簡単そうに見えますが、ニワトリが入れる適切な高さにすることは結構難しいんです。低すぎると、ニワトリが通れず(特に雄鶏)、高すぎるとももちゃんみたいな子ヤギはフェンスのくぐり抜けてニワトリのエリアに侵入できてしまうからです。

ももちゃんとニワトリ

別の角度がももちゃんとニワトリ

まだもう少し改善には時間がかかるようです。


チャレンジ2:  ヤギは植栽もお好き 


1年半ほど前の2016年1月に、私たちは何も考えずに3本の柿の木をトリの遊び場に植えました。その時は、この木が成長しいつの日か大きな柿の実をつけながらニワトリにも日よけの陰を提供してくれると期待していたのですが、現実は少し違っていました。

2016年1月 3本の柿の木

こんな位置関係で植えてみました
この3本の柿の木は何度かヤギの襲撃を受けました。その結果、少しずつ茂っていた葉っぱもみんな食べられてしまいました。驚くことは、それでも柿の木が一本も枯れることがなかったことです。これまでヤギから柿の木を守る為5種類のフェンスを設けてきましたが、どれもヤギのなっちゃんの前には効果がありませんでした。

今回はバージョン5.5としてなっちゃんのアタックにも耐えうる防護策を製作しました。
Nobuoとそのアシスタント
(製作中のバージョン5.5)

Nobuoとそのアシスタントと柿の木 
(製作中のバージョン5.5)

2日経ってもビクともしません!
ヤギの防護策はうまくいったようです


ジャングルのニワトリとヤギについては以上です。今後をお楽しみに。

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