2017年6月27日火曜日

スズメ被害

最近になって私たちのニワトリが使う鶏舎に日中スズメが来るようになりました。
数羽なら可愛いのですが、数え切れないくらいのスズメが来るのでちょっと怖いです。
様子がわかる映像を撮ってありますのでご覧ください。


なぜスズメが来るかといえば、ニワトリのエサを食べに来ているわけですが、ここでいろいろ問題が発生します。

スズメがニワトリのエサを食べてしまうことで、単純にニワトリへの分け前が減るということに加えて、ニワトリがどれだけエサを食べているかが分からなくなってしまいます。
これは何か卵の品質(殻の硬さ、匂い等)に問題が生じた時に、エサによる対応が難しくなってしまいます。

続いてスズメの糞の問題があります。鶏舎の中にはニワトリがいつも新鮮な水を飲めるよう専用の水飲み場を用意してあります。しかし、スズメが鶏舎内に侵入し糞をしていくので、何度掃除をしてもすぐに水飲み場が糞で汚れてしまうため結局水道を止めて毎日バケツで水を汲んでニワトリたちに与えています。

ニワトリ専用の水飲み場
最後これが最も大きな問題かもしれません。それはスズメが太陽光パネル上にも糞をしていくことです。これは直接発電量に影響するため、事態は重大です。

スズメの糞で汚れた太陽光パネル
スズメの糞で汚れた太陽光パネル


何らかの対策をする必要があります。
  • スズメが鶏舎に侵入しないようにする
    • ニワトリのエサを減らす
    • テグスで鶏舎にバリアを張る
  • スズメが鶏舎に侵入してから追い払う
    • 鶏舎付近に何かスズメが怖がるような置物を設置する(例:フクロウ、タカ)
    • 何か発光体を設置する(例:パトライト、その他市販の製品)
    • ドローン等で追い払う

フクロウなどの置物は良くないです。ニワトリも怖がってしまうからです。
それほどお金をかけずにできそうなテグス、パトライトやってみましたが、効果なしでした。
何か他にいい案がないか検討中です。

2017年6月26日月曜日

風況調査の結果・・・

当たり前ですが風力発電は風車が風を受けて発電するため、適度な強さで比較的継続して風が吹いてくれる土地でないと、そこに風車を立ててもただのモニュメントになってしまいます。

2年前に取得した土地について風力発電に適した土地かどうか調べるため風速計を設置しました。(その時の話はこちらから)

それからもう半年以上が経過し、風況調査を始めてからの時間が1年を超えました。

約1年2ヶ月の風況データは以下のようになりました。

平均風速が3.71m/s。必要とされる平均風速5m/sには残念ながら届きませんでした。

風況調査前にもNEDOのデータ(地上30m付近)を参考としたり、知人の業者の方から当該用地の詳しい風況シミュレーションデータをいただいていてそれによると6mは吹くだろうということでした。それだけに現地で測定してみてよかったと思いました。

既に設備認定は取得していましたが、この調査結果から小形風力発電所には適さないということがわかったので、この土地での調査はこれで終了ということなりました。

日本語ページを設けました

これまでオリジナルのページは英語と日本語で書いていましたが、やっぱり見にくいので日本語の専用ページを設けました。
オリジナルの英語のページの日本語のタブからこの日本語のページにリンクしておきました。



2016年2月27日土曜日

小形風力発電

(English article is here.)


固定買取制度を通して、再生可能エネルギーの買い取りの対象として、風力発電があることを知りました。
太陽光発電に比べ、風を受け風車を回しての発電は故障が多そうだし、騒音もありそうだしとあまり良いイメージはありませんでした。


ネットで購入した風速計
昨年の夏に偶然、風車を建てることができそうな候補地が見つかったため、ここに小規模の風力発電所を設置できるかもしれないと思い少し調べてみることにしました。

【風車について】



風車は自家消費用で発電する場合にはどの製品でも良いのですが、電力会社に売電をする場合は風車は規定の機関から認定を受けた風車でないとダメなようです。


2016年2月現在は13の風車が認定を受けておりその多くが海外の製品です。
リンク先の注にもありますが、調べていくと必要な風というのが風速5m/sということがわかってきました。



平均風速が5m/sの風況下では、例えば、リストにあるGaia-Wind Ltd. GW133というモデルでは、年間発電量が 27,502KWを見込むことができるというものです。


単純に 27,502 * 55 = 1,512,610 円の売電収入という計算になります。


もちろん、これに税金、監視費用、保険、年次メンテナンス(風力では必須)などの費用がかかってくるのであまり利益はないだろうという見方が一般的なようです。


【風況について】 

太陽光と違い風力は、当然ですが、どのくらいの風が吹くかにかかっくるので、風が吹かないと風車もただの置物となってしまいます。
候補地にどれくらいの風が吹くかを調べることが最も重要なわけですので、風況調査をすることにしました。





最低限求められるこの風速5m/s というのはどれくらいの風か調べると、木の葉が絶えず揺れ動く程度の強さの風ということでした。


その場にずっといるわけにもいかないので、風況調査のためのポールを設置し測定を開始しました。


ポール設置は以下の動画にあるような感じで施工してもらいました。







ポールの先端に、風況監視の風車を取り付けてあります。
Logic Energyというところから市販されているものでWindTracker/WindLoggerという製品で
す。これを使えば、風の向きと風速が計測できます。

安価である上に世界各地で実績のある製品のようで、同社にいる友達がブログで情報発信していますのでよろしければご一読いただければと思います。

http://www.windlogger.co.uk/blogs/news


私たちのSolar-Sharingも紹介してくれております。


この製品を使い約12日間風況を監視した結果が以下のグラフです。




結構ばらつきがあることがわかりました。風車にとってはあまり良いことではないようです。何より、平均風速が3.79m/sということで、5m/sに届いていないので難しいのかなと思いました。

その後、最低でも6ヶ月の監視期間が必要である、ということを耳にしもう少し様子を見ることにしています。


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