固定買取制度を通して、再生可能エネルギーの買い取りの対象として、風力発電があることを知りました。
太陽光発電に比べ、風を受け風車を回しての発電は故障が多そうだし、騒音もありそうだしとあまり良いイメージはありませんでした。
ネットで購入した風速計 |
【風車について】
2016年2月現在は13の風車が認定を受けておりその多くが海外の製品です。
リンク先の注にもありますが、調べていくと必要な風というのが風速5m/sということがわかってきました。
平均風速が5m/sの風況下では、例えば、リストにあるGaia-Wind Ltd. GW133というモデルでは、年間発電量が 27,502KWを見込むことができるというものです。
単純に 27,502 * 55 = 1,512,610 円の売電収入という計算になります。
もちろん、これに税金、監視費用、保険、年次メンテナンス(風力では必須)などの費用がかかってくるのであまり利益はないだろうという見方が一般的なようです。
【風況について】
太陽光と違い風力は、当然ですが、どのくらいの風が吹くかにかかっくるので、風が吹かないと風車もただの置物となってしまいます。候補地にどれくらいの風が吹くかを調べることが最も重要なわけですので、風況調査をすることにしました。
最低限求められるこの風速5m/s というのはどれくらいの風か調べると、木の葉が絶えず揺れ動く程度の強さの風ということでした。
その場にずっといるわけにもいかないので、風況調査のためのポールを設置し測定を開始しました。
ポール設置は以下の動画にあるような感じで施工してもらいました。
ポールの先端に、風況監視の風車を取り付けてあります。
Logic Energyというところから市販されているものでWindTracker/WindLoggerという製品で
す。これを使えば、風の向きと風速が計測できます。
安価である上に世界各地で実績のある製品のようで、同社にいる友達がブログで情報発信していますのでよろしければご一読いただければと思います。
http://www.windlogger.
私たちのSolar-Sharingも紹介してくれております。
この製品を使い約12日間風況を監視した結果が以下のグラフです。
結構ばらつきがあることがわかりました。風車にとってはあまり良いことではないようです。何より、平均風速が3.79m/sということで、5m/sに届いていないので難しいのかなと思いました。
その後、最低でも6ヶ月の監視期間が必要である、ということを耳にしもう少し様子を見ることにしています。