2020年12月29日火曜日

知人の太陽光発電所で発電量の確認

売電収入が少ない


知人から先々月くらいから彼が所有している太陽光発電所の売電収入が少ない気がすると話がありました。


この知人は発電量の監視をする仕組みは導入しておりませんでした。かといって定期的に発電量のチェックをしているわけでも無いのですが、多分感覚で”少ない”と感じたのでしょう。


自分もそうですが、何年か太陽光発電で売電収入を得ていると大体の時期や天候の状況から、今月はこのくらいかなと何となく想像できるようになります。


特に少ない時はすぐに気付きます(笑)


IoTaWattで発電状況を確認



彼の太陽光発電所は私が住むつくば市から車で1時間30分くらいの場所にあり、またスペアとしてIoTaWattがあったので、これを利用して使用状況を確認してあげることにしました。


発電所は50k W以下の低圧と聞いていましたので、それなら自分の発電所用に設定がしてあるIoTaWattを持っていけばそのまま使えるな、と考えました。


現地に行ってみるとまず驚いたのが太陽光パネル表面についてる土埃でした。かなりひどい状況でした。発電所は少し傾斜のある場所に設置されており、北側に木や竹などが生えていて日当たりも良いと言える場所ではありませんでした。

土埃の太陽光パネル
表面に土埃が付着している太陽光パネル



自分だったらすぐに掃除したい気持ちにはなりましたが、そんな余裕もないので早速IoTaWattで発電量を計測してみることに。


すると・・・8台のパワコンの中で一台だけ発電量が0のものが見つかりました。

IoTaWattの出力画面
一つだけ0Wattsが・・・

曇りの日であまり発電量が多くない時間帯と天候でしたが、ほぼ同じ環境にある発電所内でパワコン1台だけが0 Wattsを示すのはさすがにおかしいです。


発電量が落ちていたことの一因が発見できたので、知人のこのことを報告しておきました。知人は、発電所を施工した業者に対応を依頼するということでした。


しかし、これはまだ発電量低下要因の一つにすぎないかもしれません。


もしかすると発電量低下の最大の要因はパネル表面の汚れかもしれません。


導入した当時の発電量のデータがあれば良いですが、この発電所は発電量を記録しておくようなシステムを導入していなかったので比較するデータもありません。


少なくとも残り15年は健全に稼働させる必要があると思いますので、知人には監視システムの導入をおすすめしておきました。









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