更新日:2018/06/30
昨年7月にアウトランダー phevを購入してから少し変だなと感じていたことがあります。
それは、走行中に周囲に障害物がないにもかかわらず、衝突被害軽減ブレーキ警報がインパネに表示されるようになったことです。そんなに頻繁に起きるわけではないのですが、走行中のことなので、状況によっては危険です。
具体的に、どのようなものかというと、⬇️のような警告メッセージが警告音とともにインパネに表示されます。これは障害物と車体の距離を見て警告やブレーキアシスト、必要であれば緊急ブレーキが作動するという安全機能です。
|
インパネに表示されるメッセージ |
おかしいと思うのは、今年になってこのメッセージをよく見るようになりました。週2、3くらいでしょうか。
しかも、車体の前後には人や車、障害物などない時にです。
ちなみに三菱自動車サイトにはこんなことが書いてあります。
●FCM、LDW、ACC、誤発進抑制機能、BSW/LCA、RCTAは、対象物、交通(急な割り込みなど)、天候(雨・雪など)、道路状況(連続するカーブなど)などの条件によっては正常に作動しない場合があります。
警報が表示された時は、いずれの際も直線道路、周囲に障害物なし、天気良好でしたので、正常に作動しない条件には該当しなさそうです。(厳密には、これらの条件で作動しないということは、これら以外の条件でも作動しない可能性もあるということですが)
ということでディーラに行きこの辺りを聞いてみることにしました。
ディーラーでは車を預け、30分くらいしたところで、メカニック担当の方が状況の説明にやってきました。
その方によると・・・
この衝突被害軽減ブレーキシステムはバンパーにあるレーダーと車内バックミラー付近にあるカメラの両方によりサポートされている。
このカメラに影(どの程度のものかは理解できず)ができるとこの衝突を示す警報が出ることがある、ということが既知の問題としてわかっている。
その回避策として、FCMの3段階ある車間距離設定をもっとも近いものにすることでいくらか軽減されるということ。
なので、この車間距離の設定を変えることで少し様子を見て欲しい。
こっちは症状を解消してもらおうと来ている、なぜ問題の切り分けを手伝わなくてはいけないのか。
それは困るのでなんとかしてくださいと食い下がってみた。
そもそも、私の問題は上記の影ができる以前に快晴の日にも発生しているので、このケースには当てはまらない。
担当者と話す中で、さらにもう一つおかしなことが発生していたことに気づきました。
それは、運転支援用カメラ視界不良!が時々出ること。
しかもこれまた視界良好な状況です。
写真に収めておきました。
|
インパネに表示される運転支援用カメラ視界不良のメッセージ |
このメッセージの意味としては、FCMの機能がOFFになるという状態を表しています。
|
このあとしばらくするとFCMは有効になる。
OFFの時は騒いでおきながらONになる時は何も言わない。 |
通常は、大雪や大雨の時など本当に視界が悪い時に表示されますが、私の場合は天気や視界の良い日中でもたまに見かけることがありました。
このディーラーの方、この視界不良警告のメッセージが表示されることの方をより問題視しており、もしかするとレーダー部分に問題があるかもしれないということで、メーカー側に問い合わせていただけることになりました。
回答が来るまでに最低でも1ヶ月はかかるとのこと。
気長に待ちたいと思います。
このような投稿ばかりしていますが、アウトランダー phevは機能面や車内空間などの使い勝手から、全体として非常に満足しており購入してよかったと感じていることもお伝えしておきます。
2018年6月23日追記:
ディーラーでFCM不具合対応のためソフトウェアを更新してきました。
やっとのことでこの問題から解放されるかと思いきや
どうもそうではないようです。
メーカーからは今回のソフトウェア更新の内容は具体化されておらず、どの問題のためのどのような更新内容が盛り込まれているかは不明。このため私が経験したような問題が解決されるという保証はないようです。ただ言えることは、軽減されるかもしれない、ということでした。
地理的や光の当たり方でFCMの反応が多岐にわたりすぐに解決というのは難しそうです。
ただ、FCMの誤動作については再現性があり、ディーラーの担当者が私の車を付近でテスト走行した時にも再現したそうです。
そしてソフトウェア更新後に同じコースを走行しても誤動作は見受けられてなかったということですので、期待できそうです。