2018年1月30日火曜日

関東全体に降った先日の大雪で、私たちのとりの遊び場にも場所によってはまだ雪が残っています。


ソーラーシェアリングは太陽光パネル角度を手動で変えることができるため、冬の間は(傾斜角度約50〜60度)雪が太陽光パネルに降ってもすぐ下に落ちるので積もることはないのかなと思っていました。


実際は太陽光パネルの下半分ですが積もっておりました。




いくら傾斜をつけても落ちませんでした。

雪のせいでパネルの角度を確認する分度器も雪ですっかり覆われていました。



午前中はこんな感じで


午後には雪が溶け落ちていて発電するようになりました。


午後には元どおり



よく見ると、ちょうどパネルに合わせて雪が残ってる。
パネル角度は60度でこの日陰


なんか見え覚えがあるなぁ、と思ったら夏に見た光景でした。
ニワトリたちが暑さを避ける為にパネルの陰でじっとしてます。


昨年の夏:パネル角はほぼ0度



雪のない場所で日向ぼっこしよう。










2018年1月28日日曜日

ヤギのベビーラッシュ



English

こちらのブログで紹介させていただいたように、ヤギのなっちゃんが1月19日に4匹の健康な赤ちゃんを産みました。


なっちゃんと子ヤギたち(2018/1/20)

3匹のメスと1匹とオス (2018/1/20)



このなっちゃんの出産のニュースはもう過去のものとなりました。
新しいニュースは1月24日に、なっちゃんの子のももちゃんも1匹の子ヤギ(メス)を産みました!

ヤギの赤ちゃん
ももちゃんと子ヤギ(2018/1/25)

ももちゃんは今は私たちのファームにはおらず、近所に住む柳下さんというCGO (Chief Goat Office) の家にいます。

理由として、ももちゃんは生まれつき前足が悪く他のヤギと同じように
上手に歩いたり走ったりすることができず、
他のヤギからいじめられてしまうためです。

そのことを除けば、ももちゃんも健康なヤギですが妊娠するとは思っていませんでした。

そんなももちゃんも今では良い母ヤギとなり、前足の問題も子ヤギに授乳する際には何ら問題なく母ヤギとしての義務を果たしています。



ヤギの赤ちゃん
ももちゃんのいつものポーズ
(これでも、ももちゃんはちゃんと好きなところに歩いて移動できます)

さらにこの状況下で良いことがありました。
"Mum sharing"です。


"Mum sharing" 


なっちゃんは4匹産みましたが、育てるには少し数が多く人の手が必要です。
ヤギの乳は2つしかないので、4匹の間でミルクの取り合いになるためです。



だからこそ柳下さんは、ちゃんと4匹の子ヤギたちがミルクを飲んで成長できるように授乳の世話を始めました。


ヤギの赤ちゃん
そこに置いてある哺乳瓶が見えますか?


でも、ももちゃんも母ヤギとなったことで状況が変わりました。
それは、なっちゃんの4匹の子ヤギの中で一番小さい子ヤギを、ももちゃんのところに連れて行きミルクをもらえるか試してみました。

ももちゃんは、もちろんいいよ、と快諾。

ももちゃんは、最初新しい子ヤギの匂いを嗅いだ後で、すぐに自分のミルクを飲ませ始めました。
 

ヤギの赤ちゃん
ももちゃん親子のところに来たなっちゃんの子ヤギ
子ヤギ同士遊び相手ができました!


結果として、なっちゃんは3匹の子ヤギを、ももちゃんは2匹の子ヤギを育てることになりました。

柳下さんは、この2匹の母ヤギの餌を準備する手間に追われています。この冬の時期はとても大変なことです。


もしなっちゃんが、自分の子ヤギを取られたことついて感情的なダメージを
受けているかもしれないことについて心配している方のために。


ご安心ください。なっちゃんはストレスを受けていません。
おそらく1匹子ヤギがいなくなっていることに気づいてもいないでしょう。


ヤギはわかりやすい動物でストレス状況下にあるかないかを見て取るのはとても簡単なことなのです。


ヤギの赤ちゃん
なっちゃんと3匹の子ヤギ (2018/1/27)


ヤギの今後について更新していきます。

2018年1月24日水曜日

LINEスタンプ製作しました



昨年めでたく定年を迎えられた I さんをテーマにし、同僚有志が集いアイディアを
持ち合ってLINEスタンプを企画・製作し、ようやくリリースされることに
なりました。






背景としては、在職中に I さんが大切にされていた考え方や私達に教えていただいことを
LINEスタンプという形にし定年退職のお祝いとしてプレゼントしよう
というものでした。



I さんにゆかりのある絵やフレーズなど50以上にのぼるアイディアの中から厳選し、
関係者で
吟味した結果32のスタンプに絞り込みました。



I さんを知っている方はもちろん、知らない方でも楽しく使っていただける
よう工夫してあります。



実際のLINEスタンプの紹介の前に製作風景を少し載せておきます。企画・製作に1年以上かけてのリリースとなりました。

なおイラスト描画はスーが担当しました。
イラスト製作模様の 一部です。

まずは手書き




これをスキャナーで取り込み後はコンピューター上での加工





色付けして出来上がり



スタンプの名前は ”五十嵐さんのコーチングスタンプ” と言います。




このLINEスタンプの特徴です。


1  I さんオリジナルのコーチングフレーズが贅沢に32個のスタンプに
  散りばめられています


2 今や世の製造業では常識となっている”5S”初のスタンプ化 
   ※5Sについてはよくご存じない方はこちら

3 子供からご高齢の方までより多くの方に親しみやすいイラスト


4 Iさんを知らない方でも楽しめるフレーズが満載

 
5S
いるものといらないものを分けることを1Sと言う



スタンプのリリース感激です〜


5Sの先にあるものが感動工場


最後までお読みいただきありがとうございます!

他では見られないオリジナルのスタンプが用意されています。
ご興味のある方は是非こちらで確認してみてください。



2018年1月23日火曜日

ヤギが生まれました

1月19日の夜、なっちゃんが4匹のヤギを産みました。
オス1匹、メス3匹です。

知人によると、通常ヤギは2匹か3匹産み、また大抵オスの場合が多いそうです。

お父さんヤギのチビちゃんとお母さんヤギのなっちゃん多分ザーネン種が入った交雑種。
また両親ともに角ありので、今回生まれた子たちも多分角が生えてくるかも知れません。


母ヤギのなっちゃんとその子ヤギたち







ニワトリと比べると子ヤギの小さいことがわかります


少し笑ってる







2018年1月20日土曜日

日本農業新聞で紹介されました



2018年1月18日の日本農業新聞で「とりの遊び場」が紹介されました。

画像をクリックすると拡大表示します。

掲載前に記者さんから原稿の確認はなく、その結果、細かい話しが数箇所微妙にずれているのは残念ですが、大筋は合っていますのでブログで紹介する価値はあると判断しました。(細かい訂正箇所はこのブログの最後にまとめてあります)

記事の中で一番、これを書いてくれて嬉しいと思った部分はやはり鶏に関するお話です。下記2箇所記事から抜粋します。

1.とりの遊び場を立ち上げたきっかけについて:

『国内で流通する卵の大半がゲージの中で飼われている実態を知り、「自分で納得できる飼い方をしよう」と思い立ったのがきっかけだ。』

2.日本の消費者について:

『「卵をほぼ毎日、食べている割にどんな飼育環境で生産されているのか無頓着。自然に近い形で飼育すれば鶏は元気で、卵も輝いている」と提案する。』

この二つの文章にはとりの遊び場の存在意義が凝縮されています。

国内で流通する卵の大半はケージの中で飼われている鶏が産んだ卵です。

世界中でケージ飼いが動物虐待として禁止の方向に動いているのに、日本では議論さえなされていないのはとても残念です。

何も考えずに卵を買って、何も考えずに卵を使った加工品を食べたりすると、知らず知らずケージ飼いという制度的な動物虐待をサポートすることになります。卵を食べる皆さまに、ぜひ一度、ケージ飼いの実態を知ってほしいです。どのような飼い方かを知った上で、ご自身のお金でそれをサポートしたいかを決めていただきたいです。毎日のお買い物は、生産者や販売者に一票を入れる小さな投票ですから。

ケージ飼いをサポートしたくなければ、平飼い、放し飼いの卵を買えばいいのです。

いつも買い物しているスーパーには、平飼い、放し飼いの卵がおいていないのであれば、スーパーのマネージャーに、平飼い、放し飼いの卵を置いてほしいと伝えればいいのです。
ただ、すぐには置いてくれないでしょうから、インターネットや口コミで平飼い、放し飼いしている生産者(あるいはそのような卵を扱っているお店)を調べて、良さそうなところから直接買えばいいのです。

多くの消費者が同じメッセージを発信すれば、生産者も気づきます。

お昼の消化や羽のお手入れの時間
(とりの遊び場 2018/01/16)


鶏を飼うと気づくのですが、鶏というのは好奇心一杯で遊び好きで、一羽一羽個性のある面白い生き物です。身動きが取れない狭いケージの中で一生過ごしたい生き物ではありません。

今回の農業新聞の取材を通して少しでも、皆さんが食べている卵の裏側について考えるきっかけになればいいなと思います。
それはとり遊び場で一番伝えたいことです。

運動場にならしたもみ殻で遊ぶニワトリ達
(とりの遊び場 2018/01/20)


最後までお読みいただいてありがとうございます。



*****

最後に、日本農業新聞の記事の訂正箇所:
1.おお発電所の発電量
誤:『4年前から1150㎡の土地に年間40キロワットを発電できる太陽光パネルを設置』
正:『4年前から1150㎡の土地に設備容量約40キロワットの太陽光パネルを設置し、年間約54,000キロワットアワー(kWh)の発電をする』

2.「サステイナビリティ学」
誤:『東京大学大学院で4年間サステナビリティー」を学び…』
正:『東京大学大学院で2年間「サステイナビリティ学」を学び…』

3.夫の企業
誤:『IT企業に勤める日本人の夫…』
正:『ITの仕事をしている日本人の夫…』






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