2018年5月4日金曜日

スズメにニワトリの餌を食べさせないための餌箱

更新日:2018年5月20日

以前のブログで書いたスズメ被害対策の続きです。

スズメはニワトリたちの餌を食べてしまうだけでなく、太陽光パネルに糞をしていき太陽光パネルに影を作っていきます。当然ですが影は発電量の低下を招くのです。


数羽程度なら良いのですが、群れで来ることが多いので対策が必要になったわけです。


動物福祉
これがその対策です


スズメがニワトリの鶏舎に来る理由はニワトリたちに用意した餌を食べに来るためです。


一般的な養鶏ではニワトリは鶏舎に閉じ込められいます。これにより外からスズメやカラスなどの野鳥や外敵がアクセスができないようになっているのですが、同時にニワトリは狭いところに押し込められ、自由に草木をつついたり虫を追いかけることも出来ずに、(それがたとえ平飼い養鶏であっても)ニワトリにとってみるとストレスのある生活環境となってしまいます。


私たちのとりの遊び場では、そのようなやり方ではなく、ニワトリやヤギの動物福祉という考え方の下、常にそれはニワトリにとって良いか、ヤギにとって良いかを考えています。


動物福祉
先週のニワトリとヤギの様子



今回の対策もできるだけ、ニワトリたちの生活の質を落とさず、負担をかけないという考えがベースになっています。


そこで、このニワトリの餌へのアクセスを制限する方法で対策してみることにしました。


スズメたちが餌を食べることができなくなれば、いずれ諦めて来なくなると考えたわけです。
方法を2つ試してみるつもりです。今回はそのうちの1つ目の話です。

具体的には餌箱をニワトリだけが食べることができるものする、というものです。

これがその試作中の餌箱です。


ニワトリのための餌箱
ニワトリのためだけの餌箱


これは海外でニワトリを飼っている方が製作した餌箱の動画がYoutubeにあがっていましたので、その仕組みを真似して製作しています。


餌箱の上部の蓋を開けると中にニワトリの餌を入れるところがあり、そこに餌を入れて蓋をするだけです。

ニワトリの餌箱
餌箱の掃除をするときなどに2つのフックを持ち上げて
板を外すことができます

仕組みとしては、ニワトリは手前の板に足を乗せるとニワトリの体重の重みで可動式となっている蓋が開くという単純なものです。





スズメの1羽の重さでは蓋が開くことはないと考えていますが、例えばスズメが群れで”せ〜のっ!でとまったら蓋は開いてしまうかもしれません。
スズメは利口なのでもしかするとそういうこともあるやもしれません。これについては後日2つ目の対策として実施を予定しています。


餌を中に入れて準備は完了であとはニワトリが餌を食べに来るのを待つだけです。


実際に餌箱をセットしてニワトリたちがこの餌箱から餌を食べてくれるか観察してみました。





・・・ニワトリが餌箱の蓋が開いた動作に驚いて逃げてしまいました。これではスズメどころかニワトリも餌を食べられなくなってしまいます。

追記】2018年5月18日撮影時には、ニワトリも新しい餌箱に慣れてきたようです。






この餌箱へのニワトリたちの行動を数日ほど観察していますが、どうも箱の中に餌があることを認識できていないようです。

匂いよりも目で餌を探しているのでしょうか


では餌箱の一部を透明にして餌を可視化したらどうか。


またはスズメが入れない程度に蓋を開けておきニワトリたちが餌があることを認識できるようにすればいいのか。


それよりも餌箱になれてもらうための訓練をすれば良いのか。


もう少し様子を見てから次にとる行動を決めたいと考えています。

それまでスズメ・ニワトリの餌のシェアは続きます。






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2018年4月30日月曜日

ヤギが壊したフェンスを修復したら頑丈なフェンスになりました

更新日:2018年5月4日


ニワトリとヤギのエリアを分けるために設置した柵がまた壊れてしまいました。もともとニワトリしか想定していなかったので強度も足りなかったわけです。



修復されたフェンス
修復された後のフェンスです
強固なものなりました



写真の角度は異なってしまいますが、修理前のフェンスの状態です。


壊れかけのフェンス
赤い線で囲ったところが修復前のフェンスです
手前にいるのが犯人です


柵作りはもう何度もやっているので慣れたものです。

まず壊れてしまった柵を撤去し杭を打ちなおします。手順はざっと以下の通りです。

  1. 杭打ちの位置決め
  2. 杭打ちの穴あけ
  3. 杭打ちこみ
  4. フェンスを杭に取り付け
  5. 補強板 x 3 を取り付け
  6. フェンス裏側に補強板 x 1 取り付け
とこれだけのことです。


杭の位置決めのための測定をしているところです


杭の位置決めのため地面を少し掘ってマークをつけるのですが、その際ニワトリたちがそこに餌を期待してやってきます。


ハンマードリル
割と柔らかいようでした


ハンマードリルで穴を開けているところです




杭打ちの穴あけは例よってハンマードリルで開けます。多少硬い瓦礫などが地中に埋まっていても掘り進めることができます。



今日はかけやが小さいものしかなかったのでこれで杭を打ちつけました。
杭打ち込みしています




杭を取り付けたところです。




頼まずとも、ヤギのミーちゃんが強度チェックをしてくれます。
フェンスも凹まずに済んだところをみると強度は合格のようです。




フェンスの反対側にもヤギのお腹くらいの高さに板を取り付けます。これはヤギがお腹をフェンスに擦り付けた時にフェンスを守る意味があります。





これで完成です。作業時間は大人2人で一時間弱です。
ただしニワトリとヤギの協力はいつも必要です。










2018年4月14日土曜日

土を入れました

更新日:2018/04/14

長雨や大雨になると場所によっては大きな水たまりができます。
水たまりの深さ10センチほどにもなります。


そんな時は、水が苦手なヤギやニワトリたちも楽しそうではありません。自由に移動できる場所が減ってしまい、みんなつまらなそうにしています。


梅雨を前に土を入れることにしました。
と言っても購入したわけではなく、家庭菜園で出た残土をもらってきただけですが。
3立米の砂山

量は3立米。これを2トントラックで発電所の中央にダンプしてもらいました。結構多めだと思ったのですが、砂山の形にしてみるとそれほど多くもないという印象です。


早速、ニワトリたちが砂遊びを始めました。

ニワトリが行う砂浴びには、体についた寄生虫などを除去したり、体温を調整したり等意味があるようです。


ただ一つ分かることは、気持ちいいんだなってことです。

土の中に潜り羽をばたつかせながら、舞い上がる砂で気持ち良さげにしている姿は、見ているこちらが癒されます。


その時の動画を撮りましたのでご覧ください。







雄鶏一羽が、砂山の頂上で一応群れの安全を見守ってる感が面白いです。



反対に子ヤギたちには何にも面白いものではないようです。












2018年3月29日木曜日

衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)の誤報

更新日:2018/06/30
昨年7月にアウトランダー phevを購入してから少し変だなと感じていたことがあります。

それは、走行中に周囲に障害物がないにもかかわらず、衝突被害軽減ブレーキ警報がインパネに表示されるようになったことです。そんなに頻繁に起きるわけではないのですが、走行中のことなので、状況によっては危険です。

具体的に、どのようなものかというと、⬇️のような警告メッセージが警告音とともにインパネに表示されます。これは障害物と車体の距離を見て警告やブレーキアシスト、必要であれば緊急ブレーキが作動するという安全機能です。


アウトランダー  phev FCM
インパネに表示されるメッセージ


おかしいと思うのは、今年になってこのメッセージをよく見るようになりました。週2、3くらいでしょうか。

しかも、車体の前後には人や車、障害物などない時にです。

ちなみに三菱自動車サイトにはこんなことが書いてあります。



●FCM、LDW、ACC、誤発進抑制機能、BSW/LCA、RCTAは、対象物、交通(急な割り込みなど)、天候(雨・雪など)、道路状況(連続するカーブなど)などの条件によっては正常に作動しない場合があります。

警報が表示された時は、いずれの際も直線道路、周囲に障害物なし、天気良好でしたので、正常に作動しない条件には該当しなさそうです。(厳密には、これらの条件で作動しないということは、これら以外の条件でも作動しない可能性もあるということですが)


ということでディーラに行きこの辺りを聞いてみることにしました。

別件でアウトランダーの充電時間が記録されないという問題は未解決でしたので、こちらの状況もついでに聞いておこうと思いました。


ディーラーでは車を預け、30分くらいしたところで、メカニック担当の方が状況の説明にやってきました。

その方によると・・・


この衝突被害軽減ブレーキシステムはバンパーにあるレーダーと車内バックミラー付近にあるカメラの両方によりサポートされている。

このカメラに影(どの程度のものかは理解できず)ができるとこの衝突を示す警報が出ることがある、ということが既知の問題としてわかっている。


その回避策として、FCMの3段階ある車間距離設定をもっとも近いものにすることでいくらか軽減されるということ。

なので、この車間距離の設定を変えることで少し様子を見て欲しい。
こっちは症状を解消してもらおうと来ている、なぜ問題の切り分けを手伝わなくてはいけないのか。

それは困るのでなんとかしてくださいと食い下がってみた。


そもそも、私の問題は上記の影ができる以前に快晴の日にも発生しているので、このケースには当てはまらない。

担当者と話す中で、さらにもう一つおかしなことが発生していたことに気づきました。


それは、運転支援用カメラ視界不良!が時々出ること。
しかもこれまた視界良好な状況です。

写真に収めておきました。
インパネに表示される運転支援用カメラ視界不良のメッセージ


このメッセージの意味としては、FCMの機能がOFFになるという状態を表しています。


このあとしばらくするとFCMは有効になる。
 OFFの時は騒いでおきながらONになる時は何も言わない。



通常は、大雪や大雨の時など本当に視界が悪い時に表示されますが、私の場合は天気や視界の良い日中でもたまに見かけることがありました。


このディーラーの方、この視界不良警告のメッセージが表示されることの方をより問題視しており、
もしかするとレーダー部分に問題があるかもしれないということで、メーカー側に問い合わせていただけることになりました。

回答が来るまでに最低でも1ヶ月はかかるとのこと。
気長に待ちたいと思います。


このような投稿ばかりしていますが、アウトランダー phevは機能面や車内空間などの使い勝手から、全体として非常に満足しており購入してよかったと感じていることもお伝えしておきます。

2018年6月23日追記:
ディーラーでFCM不具合対応のためソフトウェアを更新してきました。
やっとのことでこの問題から解放されるかと思いきや
どうもそうではないようです。

メーカーからは今回のソフトウェア更新の内容は具体化されておらず、どの問題のためのどのような更新内容が盛り込まれているかは不明。このため私が経験したような問題が解決されるという保証はないようです。ただ言えることは、軽減されるかもしれない、ということでした。

地理的や光の当たり方でFCMの反応が多岐にわたりすぐに解決というのは難しそうです。


ただ、FCMの誤動作については再現性があり、ディーラーの担当者が私の車を付近でテスト走行した時にも再現したそうです。
そしてソフトウェア更新後に同じコースを走行しても誤動作は見受けられてなかったということですので、期待できそうです。







2018年2月21日水曜日

砥石(といし)

鉋などの刃物を研ぐ時に使う砥石(といし)の話です。



刃物が切れなくなってきたら刃を研ぐという作業が必要になります。その時に砥石と呼ばれる石を使って刃物を研いでいきます。


詳しくは書きませんが、刃物の状態に応じて研ぐため、表面が荒い砥石からきめの細かい砥石を使い分けて刃物を研いで行き、最終的に刃物を切れるようにするわけです。




様々な砥石
天然砥石や人工砥石など様々な砥石があります



鉋などの刃物を研ぐ時に、もちろん砥石の荒さや種類は重要なのですが、それ以外に砥石の表面を真っ平らにすることが肝になってきます。



砥石の表面が真っ平らになっていないと、刃の先が丸くなったりまたは凹んだりした形で研ぎ上がってしまうのです。


鉋などの硬い刃が丸くなることや凹むことは想像しづらいかもしれませんが、実際研いで見ると本当に刃先は曲線になります。



真っ直ぐになった鉋の刃先
研いだ後の真っ直ぐな刃先


刃の先が真っ直ぐでないと何が問題かといえば、例えば鉋で木を加工した場合に、当然木の表面が真っ平らにならないという問題が起きます。


刃先が凹んでいる時は木の表面は柔らかな凸面上になり、逆に刃の先が凸面の時は木は凹んでしまいます。


ということで、木を真っ平らに加工するためには、その刃の先を真っ直ぐに研ぐことが必須となり、刃の先を真っ直ぐ研ぐには真っ平らになった砥石の表面を作る必要がどうしてもあるのです。


この真っ平らにするということはシンプルなようで実は結構大変な作業なんです。


この真っ平らな砥石の表面を作る方法は幾つかやり方がありますが、自分の場合はダイヤモンド砥石を利用します。


ダイヤモンド砥石とは、簡単にいうとダイヤモンドの粒を表面にちりばめてある金属の板のことです。


ダイヤモンド砥石
平面にするためダイヤモンド砥石を使って
砥石の表面を平らにする作業


大抵の砥石はこれで研いでいけばきっちりとした平面を作ることができます。



ただ、ここで重要になってくるのが、このダイヤモンド砥石の表面って本当に真っ平らなのかということ



なぜならダイヤモンドの平面精度の差がそのまま砥石に移り、最後には加工する木にまで影響が出てしまうからです。




ストレートエッジ
特殊な定規を使ってダイヤモンド砥石の
平面精度を光の漏れで確認
真ん中が凹んでいる



市販されている様々なダイヤモンド砥石ですが、新品の状態でどれも真っ平らになっているかといえば、そうでもないです。



だいたいのダイヤモンド砥石を試してきましたが、アメリカのDMTというところダイヤモンド砥石が、少し高価ですが平面性が高く、また10インチ長という大きさも使い勝手をよくしてくれることが分かったため、今はこのDMTを愛用しています。



ダイヤモンド砥石
左から
DMTツボ万、エビ、SK11




DMTだけ平面精度の証明書が入っています。確認しようがありませんが・・・。



ダイヤモンド砥石
証明書が同封されている


砥石を平らにすることで木の平面を平らに削ることができます。


平らに削るのは大変







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